社長の右腕

中小企業の社長が、経営の相談相手を必要とする理由

経営の相談相手と話し合う中小企業の社長

中小企業の社長は、日々、さまざまな判断を求められます。

売上をどう伸ばすか。
新しい顧客をどう獲得するか。
社員をどう育てるか。
新規事業に取り組むべきか。
今後、会社をどの方向に進めていくか。

こうした問題について、最終的に判断するのは社長自身です。

しかし、社長だからといって、すべての問題に一人で答えを出せるわけではありません。

むしろ、会社の将来に関わる重要な問題ほど、誰かに相談したいと思うことがあるのではないでしょうか。

今回は、中小企業の社長にとって、経営の相談相手がなぜ必要なのか、そして、どのような相談相手が望ましいのかについて考えてみたいと思います。

経営の相談相手を必要とする理由

1. 社長は、会社の重要な問題を一人で抱えがち

中小企業では、社長が経営のあらゆる場面に関わっています。

営業活動、顧客対応、社員の採用や育成、資金繰り、商品開発、そして日々の業務上の判断。
会社の規模が小さいほど、社長自身が担う役割は多くなります。
その一方で、社長が抱える問題を、社内で気軽に相談できるとは限りません。
社員に経営上の不安を話せば、会社の将来を心配させてしまうかもしれません。
幹部社員に相談するにしても、最終的な判断をするのは自分自身です。
家族や友人に話すことはできても、経営の具体的な問題について、十分に理解してもらうのは難しい場合があります。

こうして、社長は重要な問題を自分一人で抱え込んでしまいがちです。
もちろん、社長には最終的な責任があります。しかし、すべての問題を一人で考え、すべての答えを自分だけで出す必要があるわけではありません。

2. 経営の問題は、社長一人で考えていると視野が狭くなる

経営者は、日々の仕事を通じて、自社のことを誰よりもよく理解しています。

しかし、自社のことをよく知っているからこそ、かえって気づきにくい問題もあります。
例えば、売上が伸び悩んでいる会社の場合。
社長は、新しい商品を開発したり、広告を出したり、営業活動を強化したりすることを考えるかもしれません。
しかし、実際には、既存顧客へのフォローが不足していることや、ホームページからの問い合わせが少ないことが、売上が伸びない原因かもしれません。
あるいは、営業活動そのものではなく、商品の価格設定や顧客ターゲットに問題がある可能性もあります。
自分一人で考えていると、どうしても、これまで取り組んできた方法や、自分が得意とする分野に考えが偏ることがあります。

そこで、社外の人間と話すことが役立ちます。

自社の事情を理解しながらも、社内とは異なる視点から意見をもらうことで、今まで気づかなかった問題や、別の解決方法が見えてくることがあります。

経営の相談相手は、社長に代わって答えを出す人ではありません。
社長が自分では気づかなかった視点を得るための存在でもあるのです。

3. 社長に必要なのは、単なるアドバイスだけではない

経営について相談できる相手として、税理士や社会保険労務士、経営コンサルタントなど、さまざまな専門家がいます。
それぞれに専門分野があり、会社経営にとって重要な役割を担っています。
一方で、社長が抱えている問題は、必ずしも一つの専門分野だけで解決できるとは限りません。

例えば、新規顧客を増やしたいという課題があったとします。
そのためには、営業方法を見直す必要があるかもしれません。
ホームページを改善する必要もあるでしょう。
SNSや広告を活用することも考えられます。

さらに、そもそも誰に何を売るのかという、事業の方向性を考え直す必要があるかもしれません。
このように、経営課題は複数の問題が絡み合っていることが少なくありません。
そのため、社長にとっては、専門的なアドバイスを受けるだけでなく、複数の課題を整理し、実際に取り組むべきことを一緒に考えてくれる相手も必要になります。

大切なのは、正しいと思われるアドバイスを受けることだけではありません。
自社の状況に合わせて、何から始めるのかを決め、実際の行動につなげることです。

4. 経営の相談相手がいることで、行動が変わる

相談相手がいることの価値は、考え方が整理されることだけではありません。
実際の行動にも変化が生まれます。

例えば、社長がホームページからの問い合わせを増やしたいと考えていたとします。
一人で考えていると、SEOを強化しよう、SNSを始めよう、広告を出そうと、さまざまなアイデアが浮かぶかもしれません。
しかし、日々の業務に追われ、結局どれも中途半端になってしまうことがあります。
そのようなとき、相談相手と一緒に現状を確認し、優先順位を決めることができれば、まず取り組むべきことが明確になります。
さらに、次回の打ち合わせまでに何をするのかを決めておけば、行動を先延ばしにしにくくなります。

もちろん、相談相手がいるだけで、すべての問題が解決するわけではありません。
実行するのは、最終的には社長自身や社員です。

しかし、定期的に話し合い、実行した結果を確認し、次の行動を考える相手がいることで、取り組みを継続しやすくなります。
経営においては、立派な計画をつくることと同じくらい、実際に行動し続けることが重要です。

5. 社長の相談相手に必要な3つの条件

では、社長が経営について相談する相手には、どのような条件が必要なのでしょうか。
私は、次の3つが大切だと考えています。

① 社長の話をきちんと聞き、課題を整理してくれること

最初から解決策を提示するのではなく、まず社長の話をよく聞くこと。
社長が何に悩み、何を実現したいと考えているのかを理解することが出発点です。
一見、別々に見える問題の中に、共通する原因が隠れていることもあります。
話を聞きながら課題を整理し、社長自身が問題の本質に気づけるように支援してくれることが大切です。

② 経営全体を見渡し、幅広い視点を持っていること

経営の問題は、営業、マーケティング、人材、財務など、さまざまな分野に関係しています。
もちろん、すべての専門分野に精通している必要はありません。
しかし、自分の専門分野だけにとらわれず、経営全体を見渡し、必要に応じて専門家と連携できることが重要です。
例えば、Web集客の改善が必要なのか、営業活動そのものを見直すべきなのか。
課題を広い視野で捉え、適切な取り組みを考えられる相手が望ましいでしょう。

③ アドバイスだけでなく、実行まで一緒に考えてくれること

経営者にとって、アドバイスを受ける機会は決して少なくありません。
しかし、アドバイスを受けたからといって、必ずしも行動に移せるとは限りません。
日々の仕事に追われて、取り組む時間が取れないこともあります。
だからこそ、具体的な行動計画を一緒に考え、必要に応じて資料の作成やWebサイトの改善など、実務面でも協力してくれる相手がいると、取り組みを進めやすくなります。
経営の相談相手には、話を聞くだけでも、アドバイスをするだけでもなく、実行を支える役割も期待できるのです。

6. 経営の相談相手は、社内に限る必要はない

経営の相談相手というと、社内の役員や幹部社員を思い浮かべる方も多いでしょう。
もちろん、社内に信頼できる相談相手がいることは、大きな強みです。

しかし、社内に適任者がいない場合や、社内の人間には話しにくい問題もあります。
そのような場合には、社外の人間を相談相手にするという方法もあります。
社外の人間であれば、社内の利害関係にとらわれず、客観的な視点から話を聞いてもらえることがあります。
また、必要に応じて、社内では不足している知識や経験を補ってもらうこともできます。

重要なのは、社内か社外かということではありません。
社長が安心して話せること、課題を一緒に考えてくれること、そして必要な行動につなげられることです。
会社の規模や状況に応じて、社外の相談相手を活用することも、経営の選択肢の一つです。

7. 「社長の右腕」という、新しい経営支援の形

私は、中小企業の経営者にとって、経営の相談相手は重要な存在だと考えています。
そして、相談相手に求められるのは、単に経営のアドバイスをすることだけではありません。
経営者の話を聞き、課題を整理し、取り組むべきことを一緒に考え、実際の行動まで支援すること。
そのような役割を担う存在が、社長の右腕です。

私が始めた「社長の右腕」は、中小企業の経営者と一緒に、経営・営業・集客・Webなどの課題に取り組むサービスです。
経営者が抱える問題を整理し、何から始めるべきかを一緒に考えます。
そして、方針を決めるだけで終わらず、必要に応じて実務にも関わりながら、改善に向けた取り組みを進めていきます。
もちろん、会社の経営を代わりに行うわけではありません。
最終的な判断をするのは、あくまでも社長です。

私は、社長が考え、判断し、行動するためのパートナーでありたいと考えています。

経営について、一人で考えることに限界を感じている方。
やるべきことは分かっているのに、なかなか実行に移せない方。
経営・営業・集客など、複数の課題を整理したい方。
そのような経営者の方にとって、社長の右腕が一つの選択肢になればと思っています。

まとめ:社長が一人で抱え込まない経営へ

中小企業の社長は、会社のさまざまな問題について、最終的な判断をしなければなりません。
だからこそ、何でも一人で考え、すべてを自分だけで解決しようとする必要はありません。
社長の考えを整理し、別の視点から意見をもらい、具体的な行動につなげる。
そのような相談相手がいることで、経営の進め方が変わることがあります。
経営の相談相手は、社長の代わりに答えを出す人ではありません。
社長自身がよりよい判断をし、会社を前に進めるためのパートナーです。
もし今、経営について一人で悩んでいることがあれば、一度、誰かに話してみてはいかがでしょうか。

「社長の右腕」では、経営・営業・集客・Webなどの課題について、初回のご相談をお受けしています。

まずは、今抱えている悩みを整理するところから始めてみませんか。

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https://raison-dtr.co.jp/services/right-hand-man/

中小企業の新規事業は、どうやって考えればいいのか

中小企業の経営者が新規事業のアイデアや事業計画を考えている様子

「今の事業だけでは、将来が少し不安だ」
「新しい事業を始めたいが、何をすればいいのか分からない」
「何か新しいことをやりたいが、良いアイデアが浮かばない」

中小企業の経営者とお話ししていると、こうした声を聞くことがあります。
既存事業が順調な会社でも、将来を考えれば新しい収益の柱をつくりたいと思うでしょう。
一方で、今の事業が厳しいからこそ、新規事業に活路を見いだしたいという経営者もいらっしゃいます。
しかし、新規事業は簡単ではありません。
思いつきで始めても、なかなか売上にはつながりません。多額の投資をして、思うような成果が出なければ、会社の経営そのものに影響する可能性もあります。
では、中小企業は新規事業をどのように考えればよいのでしょうか。
私は、まず次のことが重要だと考えています。

新しいアイデアを探す前に、自社の強みと、お客様が抱えている問題を見つめ直すこと。

そして、最初から大きく始めるのではなく、小さく試してみることです。
今回は、中小企業が新規事業を考える際のポイントを、順番に整理してみたいと思います。

中小企業の新規事業は、どうやって考えればいいのか

1.新規事業を考える前に、まず既存事業を見直す

新しい事業を考えようとすると、どうしても「何か新しいことを始めよう」と考えがちです。
例えば、

新しい商品を開発する
新しい業界に参入する
新しい店舗を出す
新しいサービスを始める
新しい技術を取り入れる

といったことです。

もちろん、こうした発想も大切です。
しかし、その前に一度、今の事業を見直してみてはいかがでしょうか。
自社には、すでに多くの資産があるはずです。
長年取引しているお客様、培ってきた技術、営業の経験、業界の知識、仕入れ先との関係、社員が持つ専門性などです。
これらは、会社が長年かけて築いてきた財産です。
例えば、製造業であれば、これまで培ってきた加工技術を別の業界に応用できるかもしれません。
卸売業であれば、仕入れ先とのネットワークや商品知識を活用して、新しい販売サービスを始められるかもしれません。
既存顧客との関係が深い会社なら、現在の商品に関連する新しいサービスを提供できる可能性もあります。

新規事業は、必ずしもゼロから始める必要はありません。

むしろ、自社がすでに持っているものを活用するほうが、経験のない分野に飛び込むよりも、事業を検討しやすい場合があります。
まずは、自社が持っている強みや資産を洗い出してみましょう。

2.自社の強みを「お客様の価値」に置き換える

自社の強みを考えることは大切ですが、ここで注意したいことがあります。
それは、会社が強みだと思っていることと、お客様が価値を感じることは、必ずしも同じではないということです。
例えば、
「当社には高い技術力がある」
「長年の経験がある」
「品質には自信がある」
という会社は多いでしょう。
しかし、お客様が本当に知りたいのは、その技術や経験によって、自分たちにどんなメリットがあるのかということです。
例えば、ある製造会社が高精度な加工技術を持っているとします。
その技術を活用することで、

他社では対応できない加工ができる
試作品を短期間で製作できる
不良品の発生を減らせる
小ロットの注文にも対応できる

といった価値を提供できるかもしれません。
このように、自社の強みをお客様のメリットに置き換えて考えることが重要です。
そして、その価値を必要としているお客様が、ほかにも存在するかどうかを考えます。

自社の強みと、お客様が求めている価値が重なるところに、新規事業のヒントがあります。

3.新規事業のアイデアは、お客様の悩みから考える

新規事業というと、画期的な商品やサービスを思い浮かべるかもしれません。
しかし、必ずしも世の中にないものを開発する必要はありません。
むしろ、既存のお客様が日頃から抱えている不便や悩みの中に、新しい事業のヒントが隠れていることがあります。
例えば、次のようなことです。

現在の商品では解決できない問題がある
商品を購入した後の作業に手間がかかっている
他社に依頼している業務に不満がある
人手不足で、今までできていたことができなくなった
必要なサービスが地域に存在しない
既存の商品やサービスをもっと便利に使いたい

こうした声を、普段の営業活動や顧客との会話から拾い上げてみましょう。
お客様に直接聞いてみるのも一つの方法です。


こうした質問から、新しい事業のアイデアが生まれることがあります。
ただし、お客様が「いいですね」と言ったからといって、必ず売れるとは限りません。
本当にお金を払ってでも解決したい問題なのか、実際に確認することが必要です。

4.新規事業の市場と競合を調べる

アイデアが浮かんだら、次に考えたいのが市場です。
どれだけ良いアイデアでも、それを必要とするお客様がいなければ事業にはなりません。
また、すでに多くの競合企業が存在する場合、どのように選ばれるのかを考える必要があります。
まず、次のようなことを調べてみましょう。

その商品やサービスを必要としている人は誰か
どのくらいの需要がありそうか
すでに同じようなサービスが存在するか
競合企業はどのような価格で提供しているか
競合企業はどのような強みを持っているか
お客様は現在、どのような方法で問題を解決しているか

インターネットで検索すれば、競合企業のホームページやサービス内容を調べることができます。
SNSや口コミを見れば、お客様の不満や要望を知る手掛かりも得られます。
さらに、既存顧客へのヒアリングや、業界関係者への聞き取りも有効です。
最近では、生成AIを使って市場や競合の情報を整理することもできます。
ただし、AIが提示する情報が常に正確とは限りません。市場規模や競合の実績など、重要な情報は必ず元の資料や公開情報で確認する必要があります。
市場調査の目的は、単に市場が大きいかどうかを知ることではありません。

自社が参入する余地があるのか、どのような顧客に、どのような価値を提供できるのかを考えることです。

5.新規事業の収益性を考える

新しい事業を考えるとき、商品やサービスの内容にばかり目が向いてしまうことがあります。
しかし、事業である以上、利益を生み出す必要があります。
そこで、早い段階から収益性を考えておきたいところです。
例えば、次のような項目を整理してみましょう。

商品・サービスの販売価格
仕入れや外注などの変動費
人件費
広告宣伝費
設備投資
開発費
その他の固定費
予想される販売数量

仮に、月額5万円のサービスを提供するとします。
10社と契約できれば、月間売上は50万円です。
しかし、そこから人件費や外注費、広告費などが発生します。
売上が50万円あっても、利益がほとんど残らない可能性もあります。
また、新規事業を始める際には、初期投資だけでなく、事業が軌道に乗るまでの資金も考えておく必要があります。
特に中小企業の場合、新規事業に資金を使いすぎると、既存事業の運転資金に影響することもあります。

売上の可能性だけでなく、利益と資金繰りの両方を見ることが大切です。

最初から精密な事業計画を作る必要はありません。
まずは、売上・費用・利益の簡単な試算を作り、どの程度の売上が必要なのかを把握することから始めましょう。

6.最初から大きく投資しない。まず小さく試す

新規事業を始めるとき、最初から大きな投資をする必要はありません。
むしろ、最初は小さく試してみることをおすすめします。
例えば、新しいサービスを始めたいのであれば、いきなり専用の設備や人材を用意するのではなく、まずは既存の設備や人員で対応できないかを考えます。
新しい商品を販売したいのであれば、大量に仕入れる前に、少量でテスト販売してみる方法もあります。
新しいサービスであれば、正式なサービスサイトを作る前に、既存顧客に提案して反応を確かめることもできます。
具体的には、次のような方法があります。

既存顧客に試験的に提供する
少数の顧客に限定して販売する
簡単な紹介ページを作って反応を見る
セミナーや説明会を開催して需要を確認する
試作品や試験サービスを提供する
事前相談や予約を受け付けてみる

こうした取り組みを通じて、お客様が本当に必要としているのか、どのくらいの価格なら購入してもらえるのかを確認します。
ここで大切なのは、最初から完璧な商品やサービスを作ろうとしないことです。

実際にお客様に提供し、反応を見ながら改善していく。

その繰り返しが、新規事業を育てることにつながります。

7.新規事業を担当する人と、実行体制を考える

新規事業は、アイデアや計画だけでは進みません。
実際に誰が動くのかを決める必要があります。
中小企業では、社長自身が新規事業を担当するケースも多いと思います。
しかし、社長は既存事業の経営や営業、社員の管理など、さまざまな仕事を抱えています。
そのため、新規事業を始めても、日々の業務に追われてなかなか進まないということも起こります。
そこで、最初に考えておきたいのが実行体制です。

誰が責任者になるのか
誰が営業するのか
商品やサービスを誰が提供するのか
顧客対応は誰が行うのか
どの業務を外部に依頼するのか
社長はどこまで関与するのか

こうしたことを整理しておくと、事業を始めた後の混乱を減らせます。
また、最初から専任者を採用するのではなく、既存社員や外部の専門家と協力して進める方法もあります。
ただし、既存事業の仕事に新規事業を上乗せするだけでは、社員の負担が大きくなる可能性があります。
新規事業を進めるために、既存業務の優先順位や役割分担を見直すことも必要です。

8.新規事業は「始めること」より「続けること」が難しい

新規事業は、始めること自体が目的になってしまう場合があります。

新しいサービスを発表した。
ホームページを公開した。
広告を出した。
営業を始めた。

しかし、思うように売れない。
そのときに必要なのは、結果を確認し、原因を考え、改善することです。
例えば、

問い合わせが少ないのであれば、集客方法やサービスの伝え方を見直す。
問い合わせはあるのに契約にならないのであれば、価格や提案内容、営業方法を見直す。
契約は取れているのに利益が残らないのであれば、提供方法やコストを見直す。

このように、どこに問題があるのかを確認することが大切です。
そして、一定期間取り組んでも成果が見込めない場合には、事業の方向性を変えたり、撤退したりする判断も必要になります。
新規事業を始める前に、どのような結果が出たら継続するのか、どのような場合には見直すのかを考えておくと、感情だけに左右されずに判断しやすくなります。

新規事業は、始めることがゴールではありません。事業として継続できる状態をつくることが重要です。

9.新規事業を考えるための、5つの質問

ここまでの内容を整理すると、中小企業が新規事業を考える際には、次の5つの質問が役立ちます。

① 自社には、どのような強みや資産があるのか?
技術、経験、顧客、取引先、社員の専門性など、自社がすでに持っているものを確認します。

② お客様は、どのような問題を抱えているのか?
既存顧客へのヒアリングや日頃の営業活動から、新しいニーズを探します。

③ その問題を解決するために、自社は何ができるのか?
自社の強みを活用して、どのような商品やサービスを提供できるのかを考えます。

④ 事業として利益を出せるのか?
市場や競合を調べ、販売価格、コスト、必要な売上などを試算します。

⑤ 小さく試すためには、何をすればよいのか?
大きな投資をする前に、少数の顧客や既存の設備を活用して、需要を確かめる方法を考えます。

この5つを順番に考えるだけでも、漠然としていた新規事業のアイデアが、具体的な計画に近づいていきます。

10.新規事業を考えるときこそ、経営者の相談相手が必要

新規事業は、経営者にとって大きな決断です。
自社の将来を考え、新しい可能性に挑戦することは重要ですが、同時にリスクも伴います。
そのため、経営者一人で考えるのではなく、誰かに相談することも大切です。
社内の幹部や社員、取引先、専門家など、さまざまな立場の人の意見を聞くことで、自分では気づかなかった視点が得られることがあります。
ただし、相談相手が増えるほど、意見が多くなり、何を優先すべきか分からなくなることもあります。
そんなときには、会社の現状や経営者の考えを整理し、選択肢を比較し、実行することを一緒に考える相手がいると心強いでしょう。
新規事業のアイデアを出すだけでなく、

事業の方向性を整理する
市場や競合を調べる
収益性を試算する
優先順位を決める
販売方法を考える
実際に顧客に提案する
結果を検証して改善する

こうした一連の取り組みを進めることが必要です。

新規事業は、特別なアイデアから生まれるとは限らない

新規事業というと、何か画期的なアイデアや、これまでにない商品・サービスを考えなければならないと思うかもしれません。
しかし、必ずしもそうではありません。
既存顧客の悩みを解決すること。
自社が持っている技術や経験を、別の形で活用すること。
今まで提供してきたサービスを、少し違う顧客に提供すること。
こうした身近なところから、新しい事業が生まれることもあります。
大切なのは、アイデアを思いつくことだけではありません。
そのアイデアに需要があるのか。
自社に実現できる力があるのか。
利益を生み出せるのか。
そして、実際に動かせるのか。
これらを一つずつ確認していくことです。

新規事業は、考えるだけでは始まりません。小さくても、実際に試してみることが大切です。

そして、試した結果を見ながら、事業を育てていく。
その積み重ねが、会社の新しい可能性につながっていくのだと思います。

「社長の右腕」として、新規事業を一緒に考える

私が取り組もうとしている「社長の右腕」は、経営者の隣で、経営・営業・集客・Webなどの課題を一緒に考え、実際に動かしていく仕事です。
新規事業についても、単にアイデアを提案するだけではありません。
経営者の考えを整理し、自社の強みを確認し、市場や顧客のニーズを調べ、事業として成り立つ可能性を一緒に考えます。
そして、必要であれば、ホームページや営業資料を作り、見込み客に提案し、反応を確認するところまで取り組みます。
もちろん、事業の成功を保証することはできません。
しかし、考えるだけで終わらせず、実際に動き、結果を見て改善することはできます。
新規事業を始めたいけれど、何から考えればよいか分からない。
そんなときには、まず現状やアイデアを整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。

社長の隣に、もう一人。

一緒に考え、一緒に動き、会社の新しい可能性を探していく。
それが、私の考える「社長の右腕」です。


これまでのコラムが「営業」「集客」「Web」「AI」などの個別課題を扱ってきたのに対し、今回は経営者の関心が高い「新規事業」をテーマにしています。
新規事業は、経営・財務・営業・マーケティングを横断するテーマです。
「社長の右腕」は、単なるWeb支援ではなく、経営者と一緒に会社の課題を考えるサービスです。

中小企業が悩める個別の課題についてはこちら ↓

  1. 「社長は孤独だ」と言われる理由
  2. 「なぜ中小企業のホームページは、作り直しても問い合わせが増えないのか」
  3. 「営業が厳しい会社は、営業ではなく『集客導線』を見直したほうがいい」
  4. 「中小企業の社長が生成AIを使うなら、まず何から始めるべきか」
  5. 「社長の右腕とは、具体的に何をするのか?」

SEO、AI、HP、営業改善だけではなく、経営・営業・集客・Webを横断して考える「社長の右腕」という仕事についてはこちら ↓

【 社長の右腕|中小企業経営者の経営・営業・集客・Webを実務で支援 】

営業が厳しい会社は、営業ではなく「集客導線」を見直したほうがいい

営業が厳しい会社は、営業ではなく「集客導線」を見直したほうがいい

営業が厳しいときこそ、営業そのものではなく「集客導線」を見直してみる

「営業を頑張っているのに、なかなか新規顧客が増えない」
中小企業の経営者から、よく聞く悩みです。
営業担当者を増やした。
テレアポを頑張っている。
営業メールも送っている。
紹介もお願いしている。
それでも、なかなか商談につながらない。
こういうとき、多くの会社は、
「もっと営業を頑張らなければ」
と考えます。
しかし、私は少し違う見方をします。
営業が厳しいときこそ、営業そのものではなく「集客導線」を見直してみる。
これが、中小企業では非常に重要だと思っています。
なぜなら、営業担当者がどれだけ頑張っても、営業する相手がいなければ成果にはつながらないからです。

「営業が弱い」のではなく、「営業につながる仕組み」が弱いのかもしれない

営業がうまくいかない会社を見ると、
「営業力が足りない」
「営業担当者の経験が不足している」
「もっと訪問件数を増やそう」
という話になりがちです。
もちろん、それが原因の場合もあります。
しかし、そもそも営業活動に入る前の段階で、
「見込み客が十分に集まっているか?」
を考える必要があります。
例えば、

・ホームページを見ても問い合わせる理由が分からない
・SEOでアクセスはあるが、問い合わせにつながらない
・SNSを更新しているが、ホームページに誘導できていない
・広告を出しているが、受け皿となるページが弱い
・メールマガジンを送っているが、次の行動が設計されていない
・紹介をもらっても、その後のフォローができていない
・「何をしている会社なのか」は分かるが、「なぜこの会社に頼むのか」が分からない

こうした状態では、営業担当者に「もっと頑張れ」と言っても、なかなか成果は出ません。
問題は営業ではなく、その前にある可能性があります。

営業の前には「集客」がある

営業をシンプルに考えると、

見込み客を集める
↓
興味を持ってもらう
↓
信頼してもらう
↓
問い合わせてもらう
↓
商談する
↓
契約する

という流れがあります。
ところが、多くの中小企業では、この流れが途中で切れています。
例えば、

「ホームページはある」
「SNSもやっている」
「営業もしている」

という状態でも、それぞれがバラバラに動いている。
これでは、せっかく発信しても営業につながりません。
重要なのは、それぞれの施策そのものではなく、
「次に、見込み客に何をしてもらうのか」
です。
これが「集客導線」です。

集客導線とは何か?

集客導線とは、簡単に言えば、
「見込み客が会社を知ってから、問い合わせ・商談に至るまでの道筋」
です。
例えば、
こんな流れです。

パターン1 検索からの集客

Google検索
↓
SEO記事
↓
サービスページ
↓
事例・実績
↓
会社・代表者への信頼
↓
問い合わせ

パターン2 SNSからの集客

SNS投稿
↓
興味を持つ
↓
ホームページ・記事を見る
↓
専門性を知る
↓
事例を見る
↓
問い合わせ

パターン3 紹介からの集客

紹介を受ける
↓
ホームページを見る
↓
「この会社なら相談してみよう」と思う
↓
問い合わせ
↓
商談

このように考えると、営業だけを見ていてはいけないことが分かります。
営業の前には、必ず「見込み客が営業のところまで来る道」があります。

「営業してください」ではなく、「営業しやすい状態」をつくる

営業担当者からすると、
「とにかく新規顧客を取ってこい」
と言われるのは、かなり厳しいものです。
特に、会社としての知名度が低く、問い合わせも少ない状態ではなおさらです。
例えば営業担当者が100件電話をかけたとしても、

会社のことを知らない
↓
突然電話が来る
↓
何をしている会社かよく分からない
↓
今すぐ必要ではない

という状況なら、断られるのはある意味当然です。
一方で、

検索で会社を知る
↓
記事を読む
↓
実績を見る
↓
サービス内容を理解する
↓
SNSやYouTubeを見る
↓
代表者の考え方を知る
↓
問い合わせる

という状態になっていれば、営業のスタート地点がまったく違います。
つまり、
営業担当者の仕事を楽にするのも、集客の役割です。

営業が厳しい会社が最初に確認したい5つのポイント

では、具体的に何を見直せばいいのでしょうか。
私は、まず次の5つを確認することをおすすめします。

1.そもそも「誰に売るのか」が明確か?

最初に確認したいのが、
「誰がお客様なのか」
です。
「法人向けです」
「中小企業向けです」
「Webサービスです」
だけでは、まだ広すぎます。
例えば、
「ホームページを作りたい会社」
よりも、
「ホームページはあるが、問い合わせが増えず困っている中小企業」
のほうが、具体的な悩みが見えてきます。
集客は、「誰に向けて発信するのか」が曖昧だと、すべてがぼやけます。

2.お客様が検索する言葉で情報を発信しているか?

次に確認したいのがSEOです。
お客様は、自社の商品・サービス名だけで検索するとは限りません。
例えば、
「ホームページ制作会社」
ではなく、
「ホームページ 問い合わせ 増えない」
と検索するかもしれません。
「営業代行」
ではなく、
「新規顧客が取れない」
と検索するかもしれません。
「マーケティング支援」
ではなく、
「中小企業 集客 方法」
と検索するかもしれません。
つまり、
商品を探している人だけではなく、「悩みを解決したい人」にも見つけてもらう。
この発想が重要です。

3.ホームページは「会社案内」になっていないか?

せっかく検索やSNSから人が来ても、ホームページを見て、
「結局、この会社は何をしてくれるの?」
となってしまえば、問い合わせにはつながりません。
特に中小企業のホームページでは、

・会社概要
・サービス一覧
・商品説明
・代表挨拶
・お知らせ

だけで終わっているケースがあります。
もちろん、これらも必要です。
しかし、それだけでは不十分です。
訪問者が知りたいのは、
「自分の問題を、この会社は解決してくれるのか?」
だからです。
そのためには、

・どんな会社向けなのか
・どんな悩みを解決できるのか
・どのような方法で支援するのか
・実績はあるのか
・他社との違いは何か
・なぜこの会社に頼むのか
・最初に何をすればいいのか

まで伝える必要があります。

4.「問い合わせる前の選択肢」があるか?

ここも非常に重要です。
いきなり、
「お問い合わせください」
だけでは、ハードルが高い人もいます。
そこで、

無料相談
オンライン説明
資料ダウンロード
メールマガジン
セミナー
YouTube
LINE
お役立ち記事

などの「中間地点」を用意します。
例えば、

記事を読む
↓
関連記事を読む
↓
無料資料を見る
↓
メールマガジンに登録
↓
会社を知る
↓
無料相談
↓
商談

という流れです。
すぐに問い合わせない人を、すべて失注扱いにしないこと。
これが大切です。

5.集めた見込み客を「育てる仕組み」があるか?

問い合わせが少ない会社では、
「新規顧客を集める」
ことばかり考えがちです。
しかし、実際には、
一度接点を持った人との関係をどう続けるか
も重要です。
例えば、

ホームページを見る
↓
資料をダウンロード
↓
メールマガジン登録
↓
役立つ情報が届く
↓
会社の考え方を知る
↓
実績を見る
↓
必要になったタイミングで相談する

という流れです。
BtoBの場合、初めて知ったその日に契約するとは限りません。
だからこそ、「今すぐ客」だけを追いかけるのではなく、
「そのうち客」と関係をつくる仕組み
が必要になります。

営業を強くするために、営業以外を見直す

ここまで読んでいただくと分かると思います。
営業を強くする方法は、
必ずしも「営業そのものを強化すること」だけではありません。
例えば、

集客を改善する
SEO
SNS
広 告
紹 介
YouTube
メールマガジン
セミナー
↓
興味を持ってもらう
役立つ記事
動 画
事 例
ノウハウ
ホワイトペーパー
↓
信頼してもらう
実 績
お客様の声
代表者プロフィール
会社の考え方
専門性
↓
問い合わせてもらう
無料相談
オンライン説明
資料請求
問い合わせフォーム
↓
営業する
商 談
提 案
見 積
クロージング

という流れです。
営業は、この最後の部分だけではありません。
営業が成果を出すための環境を、会社全体でつくる必要があります。

では、何から見直せばいいのか?

ここで、もう一つ重要なことがあります。
全部やろうとしないことです。
SEOもやる。
SNSもやる。
YouTubeもやる。
広告もやる。
メールマガジンもやる。
ホームページも作り直す。
LINEも始める。
これでは、ほとんどの中小企業が続きません。
まずは、
「今、一番大きく詰まっているところはどこなのか?」
を見つけます。
例えば、

ケース1
アクセスがほとんどない。
→ 集客の入口を増やす。

ケース2
アクセスはあるが問い合わせがない。
→ ホームページやCTAを見直す。

ケース3
問い合わせはあるが商談につながらない。
→ 問い合わせ内容や導線を見直す。

ケース4
商談はあるが契約にならない。
→ 営業・提案・商品・価格などを見直す。

ケース5
一度接点を持った人が、その後いなくなる。
→ メールやSNSなどで関係を継続する。

このように、
「どこで人が止まっているのか」
を確認することが先です。

営業が厳しいときほど「全体」を見る

中小企業の場合、

「営業は営業」
「ホームページはWeb担当」
「SNSは広報」
「広告は広告代理店」

というように、それぞれを別々に考えてしまうことがあります。
しかし、お客様から見れば全部ひとつです。

検索して、
ホームページを見て、
SNSを見て、
YouTubeを見て、
メールを読んで、
問い合わせる。

全部つながっています。
だからこそ、
「営業をどうするか?」だけではなく、「お客様がどうやって会社を知り、信頼し、問い合わせるのか?」
という視点で考える必要があります。

営業担当者を責める前に、会社の「営業しやすさ」を考える

営業が苦戦しているとき、
「営業担当者の能力が低いのでは?」
と考えてしまうことがあります。
しかし、その前に、
営業担当者が営業しやすい環境になっているか?
を確認してみてください。
例えば、

・見込み客が定期的に入ってくる
・自社の強みを説明できる資料がある
・ホームページに詳しい情報がある
・実績を見せられる
・お客様の声がある
・問い合わせ前に会社を知ってもらえる
・営業後のフォローができる
・AIを使って営業準備や提案書作成を効率化できる

こうした環境が整っていれば、営業担当者の負担は変わってきます。
営業を個人の能力だけに頼らない。
これも、中小企業の営業改善では大切な考え方だと思います。

私が「営業」と「集客」を一緒に考える理由

私自身、中小企業のWeb集客やマーケティングの仕事を長くやってきました。
その中で感じるのは、
Webだけ改善しても、営業だけ改善しても、会社全体の成果にはつながりにくい
ということです。
ホームページを作れば問い合わせが増える。
SEOをやればお客様が来る。
SNSをやれば売れる。
営業を増やせば売上が増える。
そんなに単純ではありません。
大切なのは、

経 営
↓
商品・サービス
↓
集 客
↓
問い合わせ
↓
営 業
↓
成 約
↓
継続・紹介

という全体を見ることです。
そして、今どこを改善するのが一番効果的なのかを考える。
必要なら実際に手を動かして改善する。
私は、それが中小企業における「実務型」の支援だと考えています。

営業の問題を、営業だけの問題にしない

「営業が厳しい」
そう感じたときには、ぜひ一度、営業担当者から離れて考えてみてください。
そもそも、見込み客は十分にいるのか?
見込み客は、自社のことを知っているのか?
自社の強みは伝わっているのか?
問い合わせるまでの道筋はできているのか?
問い合わせるほどではない人との関係づくりができているのか?

そして、
営業担当者が営業しやすい状態になっているのか?
ここまで見ると、営業の問題だと思っていたことが、実は「集客導線」の問題だったということがあります。
営業を頑張る。
もちろん、それも大切です。
でも、その前に、
「営業に人を送り込む仕組み」をつくる。
その視点を持つだけで、会社の営業に対する考え方は変わってくるはずです。

「社長の右腕」として、営業・集客・Webを一緒に考える

私が始めようとしている「社長の右腕」は、単にWebマーケティングを代行するサービスではありません。
経営者の隣で、
「今、会社が抱えている問題は何なのか?」
を一緒に整理する。
そして、
「何から手をつけるべきなのか?」
を決める。
必要であれば、

・営 業
・集 客
・ホームページ
・SEO
・SNS
・YouTube
・メール
・LINE
・広 告
・生成AI
・営業資料

などを実際に動かしていく。
そして、結果を見て、また改善する。
つまり、

考える → 決める → 作る → 動く → 検証する → 改善する。

これを、社長と一緒にやっていく仕事です。
「営業が厳しいけれど、何が問題なのか自分でも整理できていない」
そんな場合でも構いません。
まずは、今の状況を聞かせてください。

営業の問題なのか。
集客の問題なのか。
ホームページの問題なのか。
商品・サービスの問題なのか。
あるいは、その組み合わせなのか。
一緒に整理するところから始めます。

社長の隣に、もう一人。
それが、私の考える「社長の右腕」です。


中小企業が悩める関連記事について ↓

  1. 「なぜ中小企業のホームページは、作り直しても問い合わせが増えないのか」
  2. 「SEOをやっているのに問い合わせが増えない会社に共通する5つの問題」
  3. 「『SNSをやらなければ』は本当か?中小企業が最初にやるべき集客とは」
  4. 「中小企業の社長が生成AIを使うなら、まず何から始めるべきか」

SEOだけではなく、経営・営業・集客・Webを横断して考える「社長の右腕」という仕事についてはこちら ↓

【 社長の右腕|中小企業経営者の経営・営業・集客・Webを実務で支援 】

中小企業の社長が生成AIを使うなら、まず何から始めるべきか

中小企業の社長が生成AIを使うなら、まず何から始めるべきか

中小企業の社長が生成AIを使うなら、まず何から始めるべきか

ChatGPTを始めた。でも、何に使えばいいのか分からない。

最近、中小企業の経営者の方から、
「生成AIを使った方がいいですよね?」
「ChatGPTは入れてみたんですが、何に使えばいいのか分からなくて……」
「社員には使わせているんですが、経営者としてどう使えばいいでしょうか?」
といった話を聞くことがあります。
確かに、生成AIは急速に進化しています。
文章を書く。
メールを作る。
企画を考える。
情報を整理する。
議事録をまとめる。
市場や競合について調べる。
ホームページの記事を作る。
SNSの投稿を考える。
営業資料を作る。
さまざまな仕事に使えるようになってきました。
しかし、私は中小企業の社長に、
いきなり「AIを使いこなしてください」
とは言いたくありません。
むしろ、

まずは「社長自身の仕事の中で、AIに任せられること」を一つ見つける。

ここから始めればいいと思っています。

生成AIを使うこと自体が目的になってはいけない

AIについて話をすると、
「どのAIが一番いいですか?」
「ChatGPTとClaudeはどちらがいいですか?」
「最新のAIツールを使った方がいいですか?」
という話になりがちです。
もちろん、ツールの違いを知ることも大切です。
しかし、中小企業の経営者にとって、もっと重要なことがあります。
それは、

「AIを使って、何を良くしたいのか?」

ということです。
売上を増やしたいのか。
営業を効率化したいのか。
集客を増やしたいのか。
社員の仕事を効率化したいのか。
新しい事業を考えたいのか。
経営者自身の仕事を減らしたいのか。
まず目的を考える。
そのうえで、
「この仕事はAIに手伝ってもらえないか?」
と考える。
私は、この順番が大切だと思っています。

社長が最初にAIを使うなら「相談相手」にしてみる

では、
具体的に何から始めればいいのでしょうか。
私がおすすめしたいのは、

AIを「相談相手」にしてみることです。

例えば、
「今、新規顧客が減っている。原因として何が考えられる?」
「うちの会社が新規事業を始めるなら、どんな選択肢がある?」
「この営業提案書を見て、弱いところを指摘してほしい」
「このホームページを見たお客様が、問い合わせをしない理由を考えてほしい」
「この商品の強みを、お客様の立場から整理してほしい」
こうした質問をしてみる。
もちろん、AIの回答が正しいとは限りません。
そのまま経営判断に使うものでもありません。
しかし、

「自分一人で考えていたことを、AIにぶつけてみる」

だけでも、使い道が見えてきます。

AIは「答えを出してくれる社長の代わり」ではない

ここは、かなり重要なところです。
生成AIは、
経営判断をしてくれる社長の代わりではありません。
「この会社は、これをやるべきです」
とAIが言ったから、
その通りにする。
これは危険です。
なぜなら、
会社の事情。
社員。
顧客。
資金。
競合。
これまでの経緯。
社長自身の考え。
こうした情報をすべてAIが理解しているわけではないからです。
AIは、

「考える材料を増やす相手」

として使う。
そして、

最終的に決めるのは社長。

私は、この関係が基本だと思っています。

まずは「文章を作る」ことから始めてもいい

もちろん、もっと簡単なところから始めても構いません。
例えば、
メールを書く。
案内文を書く。
営業メールを作る。
お客様への返信文を考える。
SNS投稿を作る。
ブログ記事の構成を考える。
会議の議事録を整理する。
こうした仕事です。
これらは、生成AIが比較的使いやすい分野です。
例えば、
「この文章を、初めて読むお客様にも分かるように書き直してください」
「このメールを、失礼にならず、しかし返信してもらいやすい文章にしてください」
「この営業提案の内容を、3分で説明できる文章にしてください」
と頼む。
すると、
最初のたたき台を作ってくれます。
そこから、
社長自身が修正する。
自社らしい表現にする。
事実を確認する。
必要な情報を加える。
これだけでも、
文章をゼロから作る時間は大きく変わります。

「ゼロから作る」をAIに手伝ってもらう

私は、生成AIを使う上で、
この考え方が非常に重要だと思っています。
AIに、
「完成品を作ってもらう」
のではありません。

「ゼロから始める負担を減らしてもらう」

のです。
例えば、
企画書を作る。
ゼロから考えると大変です。
しかし、
AIに、
「新規顧客を増やすための施策を10個考えて」
と出してもらう。
その中から、
「これはうちでもできそうだ」
というものを選ぶ。
さらに、
「この案を具体化して」
と頼む。
さらに、
「実行するための手順を作って」
と頼む。
こうすると、
AIとの対話を通じて、
仕事を前に進めることができます。

社長の仕事には「考える仕事」が多い

中小企業の社長は、
実に多くのことを考えています。

売 上
利 益
営 業
採 用
社 員
新規顧客
既存顧客
商 品
競 合
ホームページ
広 告
新規事業
資金繰り

毎日のように、
さまざまな判断を迫られます。
その中には、
「誰かと話しながら整理したい」
という問題もあるでしょう。
しかし、
社内では相談しにくい。
社員には話せない。
取引先にも話せない。
専門家に相談するほどではない。
そんなこともあります。
そこで、
生成AIを一つの「壁打ち相手」として使ってみる。
これは、
中小企業経営者にとって、
かなり現実的な使い方だと思います。

AIに「質問する力」が重要になる

生成AIを使っていると、
「AIへの指示文、つまりプロンプトを覚えなければいけない」
と思うかもしれません。
しかし、
私は最初から難しいプロンプトを覚える必要はないと思っています。
むしろ重要なのは、

「何を知りたいのか」を自分で整理すること。

です。
例えば、
「売上を増やす方法を教えて」
だけでは、
かなり一般的な回答になります。
そこで、
「当社は従業員10人程度のBtoB企業です。新規顧客を増やしたいのですが、現在は紹介とホームページからの問い合わせが中心です。広告費は月10万円程度。考えられる施策を、費用・難易度・期待できる効果の観点から整理してください。」
と伝える。
当然、
情報が多いほど、
AIも考えやすくなります。
だから、

AIを使うことは、自社の状況を整理することでもある。

のです。

生成AIに「自社のこと」を教えていく

AIを使い始めたら、
少しずつ、
自社の情報を整理していくことをおすすめします。
例えば、

会社概要
商品・サービス
顧 客
ターゲット
競 合
自社の強み
弱 み
過去の営業実績
よくある問い合わせ
お客様からよく言われること
営業で失注する理由

こうした情報です。
これらを整理してAIに適切に与えると、
一般論ではなく、

「自社について考えるAI」

に近づいていきます。
ただし、
個人情報や機密情報、営業秘密などをAIサービスへ入力する際は、利用するサービスの規約や会社の情報管理ルールを確認する必要があります。
「便利だから何でも入れる」
ではなく、

情報管理とセットで使う。

これも経営者が押さえておきたいポイントです。

AIを使うと「自社の弱点」が見えてくることもある

面白いことがあります。
AIに質問していると、
「そもそも自社のターゲットが曖昧なのでは?」
「商品の強みを説明できていないのでは?」
「営業資料が分かりにくいのでは?」
「ホームページと営業トークが一致していないのでは?」
といった問題が見えてくることがあります。
つまり、
AIは単なる作業効率化の道具ではありません。

「自社を整理する道具」

にもなります。

AIを使って、経営者自身の考えを整理する

例えば、
「新規事業を始めたい」
とします。
いきなり、
「儲かる新規事業を10個考えて」
とAIに頼むこともできます。
しかし、
私はその前に、
自分に質問してみることをおすすめします。
「なぜ新規事業をやりたいのか?」
「今の会社の強みは何か?」
「今のお客様は何に困っているのか?」
「自分たちは何ができるのか?」
「今の事業との相乗効果はあるか?」
これらをAIとの対話で整理する。
すると、
「自分は本当は何をやりたいのか」
まで見えてくることがあります。

営業にもAIは使える

生成AIは、
営業の仕事にも活用できます。
例えば、

営業メール
「このサービスを初めて知る経営者向けの営業メールを作って」

提案書
「この提案内容を、経営者が3分で理解できる構成にして」

商談準備
「この会社に初回訪問するとき、確認すべき質問を考えて」

商談後
「この商談メモから、次回提案までにやることを整理して」

失注分析
「過去10件の失注理由を整理して、共通点を見つけて」

このように、
営業の前後でAIを使うことができます。
AIが営業してくれるわけではありません。
しかし、

営業担当者や社長の「考える時間」を短くする。

という使い方はできます。

集客にも使える

もちろん、
集客にも使えます。
例えば、
SEO記事の企画。
ブログの構成。
SNS投稿。
YouTubeの台本。
メールマガジン。
広告コピー。
ホワイトペーパー。
FAQ。
お客様の悩みの整理。
競合調査の整理。
こうした仕事です。
ただし、
AIが作った文章をそのまま公開するのではなく、

自社の経験・事実・専門知識を加える。

ことが重要です。
AIには、
一般的な情報を整理する力があります。
しかし、
自社のお客様との経験。
失敗したこと。
成功したこと。
現場で感じたこと。
社長自身の考え。
これは、
その会社にしかありません。
そこに価値があります。

「AIが作った文章」と「自社の経験」を組み合わせる

例えば、
AIに、
「中小企業のホームページ改善について記事を書いて」
と頼めば、
それらしい文章は作れます。
しかし、
それだけでは、
どの会社が書いても同じになりがちです。
そこで、
実際のお客様との経験を入れる。
「以前、こんな相談を受けた」
「最初はこう考えていたが、実際には違った」
「この方法を試したら、こうなった」
「現場ではここでつまずく会社が多い」
こうした情報を加える。
すると、

AIでは作れない「自社ならではのコンテンツ」

になります。
これからのAI時代には、
ここが非常に重要になると思っています。

AIに任せる仕事と、人間がやる仕事を分ける

私は、
AIを使うときには、
仕事を3つに分けると分かりやすいと思っています。

1)AIに任せる
文章の下書き。
情報整理。
アイデア出し。
要約。
比較表の作成。
質問事項の整理。

2)AIと一緒にやる
企画。
営業戦略。
集客施策。
新規事業の検討。
ホームページ改善。
コンテンツ企画。

3)人間が判断する
経営判断。
採用。
重要な顧客対応。
契約。
投資判断。
会社の方向性。
最終的な意思決定。

この区別をすると、
AIに対する期待が適切になります。

「AIに全部やらせる」のではない。
「AIと一緒に仕事をする」。

これが、
中小企業では現実的なのではないでしょうか。

最初から「AI導入プロジェクト」にしなくてもいい

「AIを導入しましょう」
というと、
何か大きなプロジェクトのように聞こえます。
しかし、
中小企業の場合、
もっと小さく始めてもいいと思います。
例えば、
今週、
営業メールを1本AIで作ってみる。
来週、
ブログ記事の構成を作ってみる。
その次は、
会議メモを整理してみる。
さらに、
新規事業のアイデアをAIと考えてみる。
このように、
一つずつ使ってみる。

「使ってみて、良かったら広げる」

くらいでいいのではないでしょうか。

社長自身が一度使ってみることが重要

会社としてAIを導入する場合でも、
私はまず、
経営者自身が使ってみることをおすすめします。
なぜなら、
自分で使ってみないと、
「何ができるのか」
「何ができないのか」
「どこまで信用できるのか」
が分からないからです。
社員に、
「AIを使って効率化してください」
と言う前に、
まず社長自身が、
一つの仕事で使ってみる。
そして、
「これは使える」
「これは人間がやった方がいい」
と判断する。
その経験を、
社内に広げていけばいいと思います。

AI時代に、社長の仕事はどう変わるのか

私は、
AIが普及すると、
社長の仕事がなくなるとは思いません。
むしろ、

「何をするかを決める仕事」が、より重要になる

と思っています。
これまでは、
文章を書く。
資料を作る。
調べる。
まとめる。
という仕事にも、
かなりの時間がかかりました。
AIによって、
その時間が短くなる。
すると、
「では、何をするのか?」
「どこに時間を使うのか?」
という判断が重要になります。
つまり、
AIによって、
「作業」の価値が下がる一方で、

「何を考え、何を選び、どう実行するか」

の重要性が高まっていく。
私はそう考えています。

だからこそ、社長はAIに振り回されない

AIの進化は速いです。
毎月のように、
新しいサービスが出てきます。
新しい機能が追加されます。
新しい使い方が紹介されます。
すべてを追いかける必要はありません。
「このAIを使わなければ」
「最新のAIを導入しなければ」
と焦る必要もありません。
大切なのは、

「自社の仕事の、どこをAIで変えるのか?」

です。

まずは、この5つから始めてみてください

もし、
「生成AIを使いたいけれど、何から始めればいいのか分からない」
という経営者の方がいたら、
私は次の5つをおすすめします。

1.メールを1本作ってもらう
普段書いているメールをAIに作ってもらう。

2.会議メモを整理してもらう
箇条書きのメモから、
「決定事項」
「課題」
「次にやること」
を整理してもらう。

3.自社の営業資料を見てもらう
「お客様の立場から見て、分かりにくいところを指摘してください」
と聞いてみる。

4.新しいアイデアを壁打ちする
新商品。
新規事業。
集客施策。
営業方法。
何でもいい。
自分の考えをAIにぶつけてみる。

5.自分の会社について質問してみる
「当社の強みは何だと思う?」
「このサービスの弱点は?」
「競合から見たら、どう見える?」
「お客様が問い合わせをためらう理由は?」

など、
少し厳しい質問をしてみる。

「AIを使う」から「AIと仕事をする」へ

生成AIを使い始めると、
最初は、
「文章を作ってもらう」
ところから始まるかもしれません。
それで十分です。
しかし、
慣れてきたら、
「考える」
「整理する」
「比較する」
「検証する」
「改善する」
という仕事にも使ってみる。
すると、
AIは単なる文章作成ツールではなくなります。

「仕事を一緒に進める相手」

になってきます。

私が考える、生成AIの一番の価値

生成AIの価値は、
「文章を早く作れる」
だけではないと思っています。
もちろん、
それも大きな価値です。
しかし、
中小企業の経営者にとっては、

「一人で考えていたことを、AIとの対話によって整理できる」

ことにも大きな価値があります。
社長は、
毎日たくさんのことを考えています。
その一つひとつを、
誰かに相談できるとは限りません。
だからこそ、
AIを、
一つの壁打ち相手として使ってみる。
そして、
必要なところでは、
人に相談する。
この組み合わせが、
これからの中小企業経営には重要になるのではないでしょうか。

そして、最後に決めるのは社長

AIは、
たくさんのアイデアを出してくれます。
情報を整理してくれます。
文章を作ってくれます。
質問にも答えてくれます。
しかし、
最終的に、
「うちの会社は、これをやる」
と決めるのは、
社長です。
そして、
決めたことを、
実際にやる。
結果を見る。
修正する。
またやる。
ここは、
AIだけでは完結しません。

考える。
決める。
動く。
検証する。
改善する。

このサイクルを回すことが、
経営です。
AIは、
そのサイクルを速くするための強力な道具の一つです。

AI時代だからこそ、「何をやるか」を一緒に考える

私は現在、
中小企業経営者の方と一緒に、

経 営
営 業
集 客
ホームページ
SEO
SNS
Web広告
そして、
生成AI

について考え、
必要なことは、
実際に動かしていく、
「社長の右腕」
という仕事を始めています。
AIを導入することが目的ではありません。
SNSをやることが目的でもありません。
ホームページを作ることが目的でもありません。
SEOをすることが目的でもありません。

「会社を前に進めること」が目的です。

そのために、
AIを使った方がいいなら使う。
使わない方がいいなら、使わない。
ホームページを直した方がいいなら直す。
SEOをやった方がいいならやる。
営業を見直した方がいいなら営業を見直す。
そして、
決めたことを実際に動かしてみる。

生成AIについて考えることは、経営について考えること

「AIを使わなければ」
と焦る必要はありません。
まず、

「自分の仕事の中で、AIに手伝ってもらえることは何か?」

を一つ探してみる。
そこから始めればいいと思います。
そして、
少しずつ使ってみる。
便利なら広げる。
合わなければやめる。
重要なのは、
AIに振り回されることではありません。

AIを使って、会社をどう前に進めるか。

それを考えることです。


社長の隣に、もう一人。

経営者が一人で、
「AIって結局、何に使えばいいんだろう?」
と悩む必要はありません。
経営のこと。
営業のこと。
集客のこと。
Webのこと。
生成AIのこと。
一緒に考えて、
優先順位を決めて、
必要なら実際に動かしてみる。
私は、
そんな存在として、
中小企業の社長の隣にいたいと思っています。
それが、私の考える「社長の右腕」です。

株式会社レゾンデートル
代表 松川勝成


「SNSをやらなければ」は本当か? については、こちらの記事でも詳しく解説 しています。

中小企業のSEO対策・Web集客支援について ↓

【 「ホームページ・Web集客について相談する」 】

SEOだけではなく、経営・営業・集客・Webを横断して考える「社長の右腕」という仕事についてはこちら ↓

【 社長の右腕|中小企業経営者の経営・営業・集客・Webを実務で支援 】

「社長は孤独だ」と言われる理由。

社長は孤独

中小企業経営者に相談相手が必要なわけ

「社長は孤独だ」
昔から、よく言われる言葉です。
経営者ではない人からすると、
「社長なら自由に決められる」
「自分の会社なのだから、好きなようにできる」
と思われるかもしれません。
確かに、最終的な決断をする権限を持っているのは社長です。
しかし、その一方で、
最終的な責任を負うのも社長です。
そして、会社の規模が小さくなればなるほど、その責任は社長一人に集中します。
売上が減った。
新しいお客様が増えない。
資金繰りが苦しい。
社員が辞めた。
採用できない。
新しいことを始めたい。
会社の将来が見えない。
こうした問題が起きたとき、
最後に考え、決めるのは社長です。
だからこそ、
「社長は孤独だ」
と言われるのだと思います。

社員には、すべてを話せるわけではない

中小企業の社長には、社員がいます。
役員もいるかもしれません。
優秀な部下がいる会社もあります。
しかし、だからといって、
会社のすべてを社員に相談できるわけではありません。
例えば、
「実は今月の売上が厳しい」
「この事業を続けるべきか迷っている」
「新しい人を採用するべきだろうか」
「この社員をどうすればいいのか」
「会社の方向を変えたほうがいいかもしれない」
こうしたことを、すべて社員に話すことは難しいでしょう。
社長の一言は、社員に大きな影響を与えます。
社長が不安そうにしていれば、社員も不安になります。
だからこそ社長は、
「自分がしっかりしなければ」
と思う。
そして、悩みを自分の中に抱えてしまうことがあります。

家族にも、すべてを話せるとは限らない

もちろん、家族が相談相手になることもあります。
奥様やご主人。
親。
兄弟。
子ども。
信頼できる家族に話を聞いてもらうことは、とても大切です。
しかし、
家族だからこそ話せないこと
もあります。
例えば、
会社の資金繰り。
社員との問題。
取引先とのトラブル。
経営判断。
事業の失敗。
家族を心配させたくない。
余計な不安を与えたくない。
そんな思いから、話せないこともあるでしょう。

友人に相談しても、答えが見つかるとは限らない

昔からの友人がいる。
経営者仲間がいる。
異業種交流会の仲間がいる。
相談できる相手がいることは、とても幸せなことです。
ただ、
「話を聞いてもらう」
ことと、
「一緒に会社の問題を考える」
ことは少し違います。
例えば、
「ホームページをどうしようか」
「営業がうまくいかない」
「新しいサービスを作りたい」
「SEOをやるべきだろうか」
「生成AIを会社でどう使えばいいだろうか」
という相談をしても、
会社の状況。
商品。
顧客。
社員。
業界。
競合。
現在の経営課題。
こうしたことを理解していなければ、具体的な答えを出すことは難しい。
だからこそ、
会社のことを理解しながら、継続的に話ができる相手
が必要なのだと思います。

専門家はいる。でも、専門家だけでは解決できないことがある

中小企業には、多くの専門家がいます。
税理士。
社会保険労務士。
行政書士。
弁護士。
中小企業診断士。
コンサルタント。
Web制作会社。
広告代理店。
それぞれの専門分野で、会社を支えてくれる大切な存在です。
私自身も、多くの専門家の方々と仕事をしてきました。
そして、専門家の存在がどれほど重要かも理解しています。
ただ、経営者が抱える問題は、
一つの専門分野だけで解決できるとは限りません。
例えば、
「売上を増やしたい」
という問題。
これは営業の問題でしょうか。
集客の問題でしょうか。
商品の問題でしょうか。
価格の問題でしょうか。
ホームページの問題でしょうか。
営業マンの問題でしょうか。
そもそも会社の方向性の問題でしょうか。
実際には、いくつもの問題が絡み合っていることがあります。
だから、
「この問題は誰に相談すればいいのか?」
ということ自体が分からないこともあります。

社長に必要なのは、「正解を教えてくれる人」だけではない

経営者が相談相手に求めているものは、
必ずしも「正解」だけではないと思います。
もちろん、経験や知識は必要です。
専門的なアドバイスも重要です。
しかし、経営には、
最初から正解が分からない問題
がたくさんあります。
新しい事業を始めるべきか。
この社員を採用すべきか。
この商品を続けるべきか。
ホームページを作り直すべきか。
広告を出すべきか。
新しい市場に進出すべきか。
やってみなければ分からないこともあります。
だからこそ必要なのは、
「これが正解です」
と言い切る人だけではなく、
「では、一緒に考えてみましょう」
と言ってくれる人なのではないでしょうか。

話すことで、頭の中が整理される

私は、経営者の方とお話をするとき、
すぐに答えを出そうとはしません。
まず、お話を聞きます。
「今、何に困っていますか?」
「どうなりたいと思っていますか?」
「これまで何をやってきましたか?」
「なぜ、それがうまくいかなかったと思いますか?」
「本当は、どうしたいですか?」
話をしているうちに、
経営者自身が、
「ああ、そういうことだったのか」
と気づかれることがあります。
私は、これがとても大切だと思っています。
人は頭の中だけで考えていると、
同じことを何度も繰り返し考えてしまいます。
しかし、誰かに話すことで、
考えが言葉になります。
言葉になることで、
問題が整理されます。
そして、
「次に何をすればいいのか」
が見えてくる。
相談相手の役割は、
すべての答えを持っていることではありません。
社長の頭の中を、一緒に整理すること。
それも、とても重要な仕事だと思います。

「相談するだけ」で終わらないことも大切

しかし、私はもう一つ大切なことがあると思っています。
それは、
話して終わらないこと。
経営者の方と話をして、
「よし、これをやろう」
と決めた。
ところが、
翌日から日常業務が始まる。
電話がかかってくる。
社員から相談される。
お客様から連絡がある。
会議がある。
営業に行く。
気がつけば、一週間が終わっている。
そして、
「あれ、あの話、まだやっていなかった」
となる。
これは、決して珍しいことではありません。
むしろ、中小企業の現場ではよくあることだと思います。
だから、
「相談する」
だけではなく、
「次に何をやるのかを決める」
ことが必要です。
さらに、
「実際にやる」
ところまで進めなければ、会社は変わりません。

相談相手がいることで、会社は少しずつ前に進む

大きな経営改革をしなくてもいい。
明日から会社を大きく変えなくてもいい。
まず、
「今月はこれをやる」
と決める。
そして、実際にやる。
結果を見る。
うまくいかなければ改善する。
またやる。
会社は、
こうした小さな行動の積み重ねによって変わっていくのだと思います。
そのとき、
一人で考え、
一人で決め、
一人で実行するよりも、
一緒に考える相手がいる。
進捗を確認する相手がいる。
「次はこれをやりましょう」
と言ってくれる人がいる。
それだけでも、行動は変わるのではないでしょうか。

私が「社長の右腕」でありたい理由

私はこれまで、
ホームページ。
SEO。
Webマーケティング。
コンテンツ。
SNS。
メールマガジン。
YouTube。
営業や集客。
こうした仕事に長く携わってきました。
そして、多くの中小企業経営者の方々とお話をしてきました。
その中で感じてきたのは、
経営者が本当に必要としているものは、
「ホームページを作ってくれる会社」
だけではない。
「SEOをしてくれる会社」
だけでもない。
「広告を出してくれる会社」
だけでもない。
もちろん、それぞれ大切です。
しかし、その前に、
「うちの会社は、今、何をすればいいのか?」
を一緒に考える相手が必要なのではないか。
そして、
考えるだけではなく、
実際に一緒に動いてくれる人
が必要なのではないか。
そんなことを考えるようになりました。
だから私は今、
「中小企業経営者の社長の右腕」
という仕事を始めようとしています。

社長の代わりに決めることはできません

ここは、大切なことです。
私は社長の代わりに経営することはできません。
会社の未来を決めるのは、社長です。
最終的な決断をするのも、社長です。
そして、その責任を負うのも社長です。
しかし、
社長が一人で悩み続ける必要はない
と思っています。
「これ、どう思う?」
「少し話を聞いてくれる?」
「この方向でいいと思う?」
そんなふうに話せる人がいる。
一緒に考える人がいる。
必要なら、一緒に手を動かす人がいる。
私は、そんな存在になりたいと思っています。

「社長の隣に、もう一人。」

社長は、孤独です。
だからといって、
いつも一人でいる必要はありません。
会社のことを理解し、
経営者の考えを聞き、
一緒に悩み、
一緒に考え、
そして、
「では、次に何をやりましょうか」
と前に進める。
そんな存在が一人いるだけで、
経営者の仕事は少し変わるかもしれません。
私は、
専門家として上から答えを教える人ではなく、
社長の隣で一緒に考える人でありたい。
そして、
考えるだけではなく、
実際に会社を前に進めるために動く。
それが、
私が考える

「社長の右腕」です。


中小企業経営者の「社長の右腕」として

株式会社レゾンデートルでは現在、

中小企業の経営者の方と一緒に、

経営・営業・集客・Webなどの課題を整理し、実務・実行まで伴走する

「社長の右腕」という仕事を始めています。

「少し話をしてみたい」

「今、会社について相談できる相手が欲しい」

そんな段階でも構いません。

まずは、お話を聞かせてください。

社長の隣に、もう一人。

株式会社レゾンデートル
代表 松川勝成

【 社長の右腕|中小企業経営者の経営・営業・集客・Webを実務で支援 】

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