実は混同している人が多い!(共起語とSEOの関係)

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

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「結果」より「行動」でまいります。 

「共起語」をご存知でしょうか?
もしくはきちんと説明できますか?

共起語とは、主軸となるキーワード「A」に対して、関連性が強く一緒に用いられる頻度が高い単語「B」 のことです。キーワード「A」の周囲によく現れる単語とも言えます。
「B」にあたる単語は1つではなく、複数存在します。

たとえば、「たらこスパゲティ」というキーワードなら、「レシピ」「簡単」「作り方」が同じ文章の中に出てくる可能性が高い単語として位置づけられます。
これが共起語です。

共起語マトリックス

共起語と混同されがちな言葉に「関連語」があります。「サジェストキーワード」ともいわれ、キーワード「A」とセットで検索されることの多いキーワード群「B」のことです。検索エンジンにキーワードを入力すると、検索窓の下に入力候補が出てきます。

たとえば、「ワイン」と入力すると、「つまみ」「カクテル」「カロリー」などと表示されます。
結果として共起語と同じ場合もありますが、文章として必ずしもそこにあるべき言葉ではなく、検索者の要望、状況によってことなるためバラツキがあります。

「類義語」や「同意語」も関連語に含まれます。
これは日本語の文章として同じ言葉を重複して使わないという作法から同じか近い意味ですが、表現が違う言葉です。
SEO的には文章と中に同じ言葉を使いたいが、キーワードとして頻出率が高すぎることを回避するために使ったりします。

これらの違いは非常に重要です。

共起語は、Googleが特定のWebコンテンツの専門性や情報網羅性を判断する際の1つの要素になっているとされています。
共起語を適切に使用することでコンテンツを検索結果で上位表示させることに役立ちます。 これを裏づけるように、評価されるべきコンテンツの品質、独自性をはかる、Googleの品質ガイドラインには、「E-A-T」という言葉があります。
「E-A-T」を満たすコンテンツがGoogleの考える高品質なコンテンツであり、コンテンツの「オリジナル性」を説明する上では欠かせない項目となっています。
「E-A-T」は、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の頭文字を取ったものです。
共起語を適切に使った文章はこの E-A-T を満たす文章に近づいてゆくことです。

分野として評価の高いものとして「YMYL(”Your Money or Your Life”の略語)」という言葉もあります。
「人々の幸福、健康、経済的安定、安全に影響を与える可能性のあるページ」のことで、有益なコンテンツとして品質評価ガイドラインで推奨されています。
この分野でも共起語を適切に使った文章は解りやすく、問題の解決に役にたつ文章に近づいてゆきます。

では、共起語を中心に文章を組み立てれば・・・と考えてしまいますが、それは間違いです。
独自性を保つ意味合いもありますが、本質的に「文章」としてまず自身が伝えたいこと、表現したいことの全文を表し、よりE-A-Tを充実させ、かつ、SEO的に評価されることを狙ってチューニングすることが肝要です。

文章、コンテンツありきで、あくまでも共起語をこれを補足、強化するための存在と心得て活用すべきだと考えています。

最後に無料で利用できる共起語ツール一覧を幾つかご紹介します。
・共起語検索
・Findword
・共起語調査ツール
・共起語チェック「パスカル」
・ミエルカ共起語ツール
・LSI調査
などを散見します。

文章を書く際ではなく、見直し、推敲の際に参照にするような使い方をお勧めします。

ひらめきをえる方法お教えします!(DMN&4B) 

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

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今回はわたしも実践始めました。
「問題解決の4つのプロセス」 = 「ひらめきを得る」4つのプロセスを共有します。

1)「準備」 問題と格闘する=インプット
まず、問題を一生懸命調べます、考えます。
答えをえることが目的ではなく、新しいアイデアや企画、作戦を考える場合があてはまります。
すぐに答えはでず、誰も助けてくれず、まず自分で考えねばならない時(とき)、事(コト)ありますよね。
そのようなケースに最適です。

2)「孵化(インキュベーション)」 = 問題を脇においておく
DMN(デフォルト・モード・ネットワーク)が活動し、無意識のうちに情報の再編、情報の関連付けします。
1番で格闘し疲れたら、ほっておいてしまいます。
この寝かせの時間は、以前は無駄と考えられていましたが、実は、脳は活性化していることが近年の研究でわかってきました。

デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)

コトバンクからDMNの説明を引用します。
「なんらかの思考や関心や注意を伴わない、ぼんやりと安静状態にある脳が示す神経活動。脳の血流量の変化を可視化するfMRIを用いると、何もしない安静時にのみ、活動が活発になる脳の領域が複数存在し、互いに同期することが明らかになった。
この活動はデフォルトモードネットワークとよばれ、自己認識、見当識、および記憶に関わる基本的な役割があると考えられている。」

3)「ひらめき」 = アハ!体験
あるとき、突然ひらめいたり、気づきが天からおりてきます。
特に、創造性の4Bの状況でおきるケースが多いそうです。
ここで大事なことは、すぐ、30秒以内にメモすることです。そうでないと人間の脳は簡単にひらめきを忘れてしまいます。
脳内の道路網(神経回路)はいわば獣道のように新しく、また舗装されていないのですぐに埋もれてしまいます。

創造性の4Bとは、Bathroom(バスルーム=風呂・トイレ)、Bus(バス=厳密にはバス、電車など通勤・通学時)、Bed(ベッド=寝室で寝入る寸前のわずかな時間)、そして、Bar(バー=静かにボーッとひとりで酒を飲んでいる時間)です。
どれもある程度、リラックスしている時間帯ですね。

創造性の4B

4)「検証」 = アウトプット
ひらめきが正しいか理論的、実践的に検証する。
2、3番でえた「ひらめき」が本当に正しいか、向きあって確認します。
正しいようであれば、より具体的な解決策に落とし込み、実行にうつします。
これも時間をおかずに行動することが好ましいようです。

如何でしょうか?
アハ体験や突然の気づきは、実は皆さん経験があるのではないでしょうか?

これを人為的に意図してつくり出す方法となります。

すぐ説明できますか? ソーシャルメディアのちがい(使い分けの方法)

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

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よくお客様や仲間に訊かれます。
昨日もお客様へ力説してしまいました。
ソーシャルメディア、特に各種SNS(ソーシャル・ネットワーク・システム)の違いについて、お話させて頂きます。

サラリと説明できますか?
まったく違うのでしっかり理解して使い分けてあげることが集客の近道です。

1.Facebook 構図:人 > コンテンツ 2800万人/日本
実名登録・1人1アカウント制
重要視されるのは「人と人との関連性」知人を中心にクローズされたコミュニティを形成。 フォーマルな雰囲気、オフィシャルな空気をもつためビジネスではブランドストーリーをじっくり語ることにむいています。
「公式」なソーシャルメディアとして機能します。
よく「もう旧い」と根拠のない声を耳にしますが、依然として「ユーザーに購買させる力」を最ももっており実績も豊富なSNSです。

Facebook

「もっと見る」にいかないように編集し、絵文字は厳禁です。
ですので、Instagram /twitter と自動連係し絵文字バリバリのテキストをみると「イタイな~」と思うわけです。
#(ハッシュタグ)を文章の中に差し込むのは厳禁です。

2.Twitter 構図:人 = コンテンツ 4500万人/日本
匿名(ニックネーム)登録・複数のアカウント
ツィートの内容や生鮮性が重視されます。即興的なメディアです。
1投稿140文字でスピードの「速さ」と人のつながりの「ゆるさ」、内容の「ゆるさ」が命です。
Facebook の真逆に、「非公式」感、「スピンオフ」感にむきます。
ビジネスでは本筋のストーリーから外れた楽しさを演出できます。

twitter

絵文字を多用し一目で楽しさを伝えます。
最もテキストでの「視認性」を高めることをめざします。
#(ハッシュタグ)を文章の中に差し込むのはありです。

3.Instagram 構図:人 < コンテンツ 2000万人/日本
匿名(ニックネーム)登録・複数のアカウント
拡散性が極めて低く、#(ハッシュタグ)をたどってコンテンツを探し、たどり着きます。
個々に対する強い「浸透性」と「共感力」をもつので強力なファンをつかみやすいです。
ビジュアルで直感的に訴求するメディアです。
画像に対する「人の感性」でアート性、作品性を「美」にこめます。
このため女性にむき、「インスタ映え」という言葉も「美への訴求」が土台にあります。

Instagram

文字はあくまで画像の「キャプション」扱いです。
文章より#(ハッシュタグ)での構成で十分、かつ価値があります。
リンクは活きません(プロフィールでのみアクティブです)。

この3つは、いずれも「読ませる」ではなく「見せる」ことを意識して編集、投稿すべきメディアです。
「説明」するのではなく、「共感」を得るための投稿です。

これに対し、LINE は別物です。

4.LINE 構図:人 ⇔ 人 7600万人/日本
国内で毎日使われているという意味で、最も使われているメディアです。
プッシュ型・通知型でメッセージを配信できるため告知にむき、ビジネス効果が高いです。
メディアというよりむしろSMSやメールの進化版といえます。

LINE

逆に投稿でどうこういう使い方ではなく、#(ハッシュタグ)もノンアクティブです。
拡散性も低いので丹念に友だち(見込み客・可能性客)を増やすことが大事です。
最低でも300人程度のつながりがないと効果はみえません。
これは、LINEでもLINE@ でも同じです。

如何でしょうか?
頭を整理して、最適な使い方で情報を発信、拡散、共有しましょう。

目から鱗!店舗におけるマーケティング×ブランディング

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

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今回は、私自身、目から鱗のお話です。
現在、中小企業向けのブランディングを学びなおしています。

常々、日本のマーケティング、ブランディングは大手企業・金持ち・アングロサクソンのマネが多く異論を唱えてきました。

中小企業の皆さんへ使える実践的な知識と具体的な策をお届けし、ご一緒にPDCA をまわすことが使命だと公言しています。

そんな私にとって「なるほど!」とうなる考え方・とらえ方をえたので共有させて頂きます。

私の持論、基礎論から。

マーケティング、特にデジタル・WEBマーケティング(もしくは、インバウンドマーケティング)の基礎は「見込み客」の概念を明確にしつながること、リスト化することと、こちらへの有益な情報のお届け(「ナーチャリング」とよびます)が大原則です。

この「お客様」の概念は、このような図で表現されます。
上にあがってゆく状態をお客様の「顧客ステップ」もしくは「成長ステップ」とよびます。

マーケティングトライアングル

AIDMA、AISAS にのっとり、知ってもらい、興味をもってもらい、試してもらい、買ってもらい、リピートしてもらい、他の方にも紹介してもらう、です。

これを逆さにしたものが、マーケティングファネル(英語で漏斗の意味)です。
弊社ではこのような図でご説明しています。

マーケティングファネル

基本原則はこれで説明がつき多くの皆さまと実践しています。

しかし、100%しっくりとこないケースもありました。
それは、あまりデジタルに強くない方々、小売店・店舗集約の皆さまとのマーケティング(集客)やブランディング(周知・認知)です。

本題です。

小売店の活動は、原則は同じですが上記の図のとらえ方をかえて作戦もデジタルよりアナログを濃くし、地域を絞って投下することで効果があがるという説明をご紹介します。

ここでは「営業」支援のマーケティング・ブランディングではなく、「販促」支援ととらえます。
このため、工程は「顧客ステップ」ごとに設定するのではなく「顧客の種類」によって分類します。 図ではこうなります。

店舗顧客マップ

1.「通行人」店頭ボードで足をとめてもらいます。その時、もしくは改めて店に入ってもらいます。
時間帯により通行量、通行する人種(性別・年齢)はかわります。これに合わせて数種類のボードを用意できればバターです。

2.「近隣住民」ポスティングを実施します。
商品だけではなく価値が伝わり“一度”のぞいてみようかなと思ってもらえることが大事です。

3.「来店客」店内のPOPの充実です。店員さんの代わりになるくらい徹底します。
商品だけではなく、こだわり、感想、レシピなど安心感・親近感をあたえ、有益な情報を入れます。”一度“かってみようかなと思ってもらえることを目指します。

4.「購入客」ここからはデジタルマーケティングの工程に合流するようなイメージです。
ニュースレターやセールスレターを手渡しし、この情報を継続してお届けしてよければ、もしくは、ポイントカードなどで連絡先がわかれば、リスト化し継続・定期的にアプローチします。
これは紙のDMでもデジタルのメールでも、SNSに「いいね」いただきネットでも同じ価値をもちます。

5.「リピーター」笑顔で挨拶できる関係でくりかえしご来店頂きます。

いかがでしょうか?
アナログをうまく使い、目的をステップごとに明確にでき、ザ・マーケティング、ザ・ブランディングを明日からでも実践できると考えます。

【参照元】
儲かる中小企業になるブランディングの教科書
寺嶋直志さん著
日本実業出版社
※本書のレビュー・紹介は追ってもっと詳しくお届けします。お薦めです!

なぜやるBLOG?なぜ書くメルマガ? 答えられますか?

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

めざせ、皆さまの模範。
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「結果」より「行動」でまいります。 

今回は、アホは無責任というお話です。
・・・ちょっと過激でした。
食わず嫌いはよくなく、しんどそうなこと、面倒なことも一度はやってみましょう。
やるべき理由、価値を知りましょうという提言です。

BLOG(ブログ)やメルマガ(メールマガジン)は意味がない、そんなものは読まないし迷惑なだけだ、という人に、ブロガーやメルマガの発行者はいません。
一度も書いたことがないし、本当に読んだこともないという呆れた人もいます。

ビジネスにおいてもプライベートにおいても、生活に浸透してきていて、手軽で多くは無料で提供されています。
なぜ頑なに拒否するのでしょうか?
どうぞ、一度接してみてください。

BLOG&メルマガを書く意味

かくいう私も、BLOGやメルマガが万能とは全く思っていません。
短所も、いわれなくてもよく判っています。
結構な労力が必要ですし、広告のように即効性があるわけではありません。

でも推奨する理由は幾つかあります。

BLOG、メルマガを書く意味の第一は自分の中にインプットした、集積された、知識・情報を、苦労して、自身の体内でろ過し、フィルターをかけた後に残ったモノをアウトプットします。
そうすることで、ようやく自身の血肉として、自分の知恵・教養とすることができます。

しかも、近い価値観の読者の方に共感と学びをお伝えすることができます。
インターネット時代以前は簡単にはできなかった社会的な生き方です。

ビジネスとしては、副次的な効果が大きいです。
「セルフブランディング」「SEO・被検索効果」がボディブローのようにじわじわとプラスに効いてきます。

自分・自社を営業をしなくとも知ってもらえます。
自分・自社の知見のレベルを知ってもらえます。ビジネスならプロの見識をお伝えできます。
多少、キーワードを意識すれば自社のHP(ホームページ)への来訪者を増やすことができます(この理由はコンテンツSEOとしてまたの機会に詳しくお伝えします)。

私の立場でも、可能な限り、自社のそしてお客様のビジネスにおけるマーケティングに活かしたいと考えています。
なぜ、我々、プロのライターではないビジネスマンが情報を発信するのでしょうか?
何のために書くのでしょうか?
それは明確でして、発信者の「利益」のためです。

私の考える「利益」につながるBLOG・メルマガを書き方です。

それは、「タイトル」「件名」にこり、考えます。
そして「書き出し」をトレーニングによって研ぎ澄ますことです。
万民にうけることはありません。
プロのベストセラーでも全国民が読んでいるわけではありません。
価値観の近い方、同じ方向を向いている方々に気づいてもらえることをめざします。

文章全体はその時点での自分の個性、力量をもって人格がみえる文章であればよいと考えています。

まずは、「おっ」「ン?」と興味をもってもらい、足を止めてもらうようにしたいものです。

巷では、「BLOGの書き方」「メルマガの書き方」や「Web文章講座」なる書籍が目白押しです。
またこれが売れていることが私には泣けてきます。

かりにも、「文章」である、BLOG・メルマガを1冊の読書によって安々と書けるのであれば、誰も苦労はしません。
本の指導の通り、懸命に書いたとしても、書いた人の人格・顔は見えず、没個性の同じような文章になります。
その本の読者が皆同じような文章、どこかで見たような文章になってしまいます。
私なら嫌です。

多少整っていても、どこかで読んだ顔のぼやけた文章より、多少荒削り、バランスが悪くとも、人格、個性、味が出ている文章が私は好きです。
そこには、力、魂、想いがほとばしっていると感じるのです(ちょっと大げさでしょうか・・・)。

文章は、書き手のそれまでのビジネスに限らない全ての文章の書いた量、書物を読んだ量、に支えられて醸成されるものだと考えています。

書いたこともないのに否定ばかりする人や安々と商業ベースの情報(本)にのってしまう安易な人に迎合することはありません。

変な本などに溺れず、騙されず、自分のいいなと思う、WEB、BLOG、メルマガのいいところをマネさせてもらい自分のものにしていきます。
いい情報は、無理せず、シェアし出元を明らかにして転載させて頂きます(これをキュレーションといいます)。
もちろんHOW TO本以外の数多の本を読むことは形をかえて文章に影響を与えてくれると考えます。

まずは自分が言いたいことや日頃考えていることを自分なりに書いてみる。
新しく知ったモノやコトで人にもお伝えしたいと思うことを自分の言葉で再発信したり、そのままシェア(拡散)して共有してあげる。

ここから始めてみては如何でしょうか。

え~、以上、自分を鼓舞するために一生懸命書いています・・・。

読書にて:最高の結果を出す 目標達成の全技術

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

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今回のご紹介本はとある交流会で知り合った弁護士さんから
「本を出版したので是非読んでください」
とご連絡いただいたものです。

おつき合いで読んだわけではなく、8月に経営発表を仲間に対してやらせて頂き、年間の目標を達成するためのメソッド本がないかと探していたので、渡りに船でした。

これは偶然ではないと思っています。

弁護士 三谷淳さん著
最高の結果を出す 目標達成の全技術
日本実業出版社

ネタばれになってはいけないので内容は是非お読み頂くとして、いくつか私の気づきと行動すべきと思ったことを共有します。

裏表紙の紹介文から。
目標の立て方、計画の作り方、アクションの進め方から、計画どおり行かないとき、スランプのときに立て直す手法、そして達成マインドの作り方まで。
ゴールを目指すためのあらゆる手法を満載。

エッセンスとして、
目標を達成する人たちは、
達成までの道のりを、

・第1ステップ「目標を設定する」
・第2ステップ「実行計画を作る」
・第3ステップ「計画を実行する」

という3つのステップに分け、
それぞれのステップで特徴的な考え方や行動をしているのです。

「 楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する 」

【気づき】
たくさんのことを学ばせてもらいました。
わかっているようでわかっていないこと、特にモチベーションを維持し行動を継続することを具体的に指摘しておりありがたいです。

・目標達成をはばむ「現状維持バイアス」の壁がある
・人はコンフォートゾーンにいるよりも、ストレッチゾーンにいたほうが作業効率が上がり、高いパフォーマンスを発揮できる
・目標を達成できなくても、いいことしかない。「成功の反対は失敗ではなく、行動しないこと」
・達成している人に相談すると相談すると達成の確立が跳ね上がる
・「いつまでに、何を設定する」をセットにして“目標”を設定する集中すれば達成できる最短の期間で「曜日」までいれる
・目標の達成確率を高める方法は、「目標を達成したときに喜んでくれる人を書き出す」
・徹底的にゴールから逆算して考える時間的な逆算「マイルストーン」 + 分野ごとの逆算「ブレイクダウン」
・アクションプラン立案のたった一つのルール「やれば必ずできること」結果は選べないが、行動は選べる
・目標の「達成宣言」紙に書き出す7項目にまとめる
・「スランプ」に陥ってしまったときの一番よい対処法は、とにかく行動量を増やすこと ・最初は「やれば必ずできること」から行う+1週間継続する!
・「目標達成脳」をつくる最も重要な要素=「行動力」「公欲」「向上心」

【TO DO 行動】
・3ステップに従って目標計画をたてる
・簡単なことから行動をおこし1週間継続する
・心が折れそうになったとき中にある対処法を素直に実践してみる

とにかく具体的な指導が多く、すぐに、シンプルに行動に移せそうです。

目標達成

いうことで心をいれかえて、お客様の模範として、ひろく皆さんのために少しでも学びの共有になれるように、まずは情報発信してまいります。

また、経営発表、プレゼンなど自分のアウトプットだけではなく、仲間がアウトプットする場をつくりますので、乞うご期待とご参加をお願い致します。
ガタはきていますが老体に鞭うってもうしばらくは皆さんと一緒に成長させてください。

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★当方でまとめたアウトプット資料をプレゼントしています!★
~これを読むとみると理解の深まりとともにすぐに本を買いたくなること請け合いです!~
ご希望の方は、contact@raison-dtr.jp まで「目標達成の全技術のまとめ下さいな」とご一報ください。
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ネット動画利用は中小企業のマーケティングに欠かせません!(オムニチャネル)

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

めざせ、皆さまの模範。
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「結果」より「行動」でまいります。 

昨今、オムニチャネルの潮流は益々加速しており、今後も続いてゆくことは間違いありません。

ECの売上が拡大するにつれ、店舗の不満が高まるという現象も散見します。
たとえ自社サイトでも、店舗(リアル)にとってEC(サイバー)は顧客=売上を奪う存在だからです。
担当者、部署も違うとなると尚更ですので、売上数字に対する評価方法も考慮する必要があると考えます。

スマホで買い物する女性

ECのネット注文はデジタルで対応しますのでが、商品のお届けは注文主・クライアントの住む、届先地域を担当する店舗の売上にするような体制を組むとしたら、物流、在庫管理の効率化にもあり、その上で電話対応のスタッフ負荷を減らせる上で販売チャネルを増やせるとしたら、むしろ歓迎すべきパートナーといえます。
これは、020(Online to Offline)とも呼ばれています。

特に、スマホ経由の売上は顕著に伸びています。
スマホにおけるユーザーの利便性を高めることのプライオリティは高まっています。
新たな、現実的なプラットフォームとしての地位を確立しています。
通信速度が増し、容量もフラッシュメモリの進化で大きくなっています。
加えて、モバイル通信各社の競争と総務省の指導による利用料金は下がる傾向にあります。

その前提で次に狙う、マーケティングチャネルは何でしょうか?

オムニチャネルに注力している某企業の執行役員が日経デジタルマーケティングに語った内容にそのヒントがみえます。 それは以下3つに集約されます。

1.ネット動画配信の拡大:
‘twitter / Facebookでの動画広告の配信。
大手に従来みられる、単純なテレビCMをネット向けにやきなおし短縮編集版で配信することは陳腐化していいます。
スマホで撮影したショートムービーの投稿コンテストや、スタッフがユーザーのために汗を流す日常業務配信などライトな訴求方法を模索しています。

2.「Criteo」などの広告連携ソリューション活用:
魅力的な商品を掲載した広告を使って、購入する可能性が高い購買可能性客のターゲティングを自動化します。
ピアTOピア(1対1)のパーソナライゼーションで対応することでROAS(広告の費用対効果)の平均数値を最適化します。
今後、スマホを中心に各ファネルに応じたクリエイティブの出し分けなど、リターゲティング広告の活用ノウハウを蓄積し、精度を高めてゆきます。
◆参照:CRITEO株式会社 https://www.criteo.com/jp/ 

3.ビッグデータの分析:
よく語られる事例として、ピザの宅配の場合、普通の顧客が急にヘビーユーザーになる現象が知られている。これはそれまで知らなかったチャネルが思いの外便利で身近なことに目覚めたからです。
これまでは経験則から要因を類推しているものの、今後はサイト上の行動履歴などのデータを集約して、更に正確な要因の分析を実施し、リターゲティング広告の精度向上に役立てゆきます。

いかがでしょうか?
正直、難しいですよね。

私、松川の説明が専門用語が多く重い・・・ということ以外に
「それは、大手だから出来ることだ」
と投げてはいませんか?

私たち、中小企業でも、学べること、パクれることは、多くあると考えています。
小予算で、即実践できることがあります。

1.「ネット動画配信の拡大」において:
日常業務や、製造工程、自社商品の使いこなし画面遷移、などなど。
すぐにスマホやデジカメで撮影できるコンテンツ素材は周辺に数多あります。
ないと決めつけているだけではないでしょうか。
周知の通り、ファイルサーバーとしてだけではなく、簡単な編集ができる機能が充実しているYouTubeはユーチューバーだけのものではありません。
もっともっと利用しましょう。
しかも、SEO的な効果も高まる一方です。
なぜなら、YouTubeは、Googleに買収されており実質上、Googleそのものだからです。

2.「広告連携ソリューション活用」において:
動画から流入するクライアント=顧客、もしくは、見込み客の数は定量的にカウントできます。まずは、やってみて、前年比、前月比、動画の種類、本数によってどう変化するのか? 
をGoogle Analyticsをつかって定量的につかみましょう。
とりたてて難しいことではありません。
汗をかいてやるのみです。

3.「ビッグデータの分析」において:
次に、実際の売上時、営業としてどのような成果が出たか?
をおいます。
すなわち、既に商品・サービスを知っていたのか?
動画に対してプラスの興味が湧いたのか?
そのトリガーがわかるだけで価値があります。
なぜなら定量的な指標としてわかりやすい「価格」以外の要因で選んでくれた可能性が大きいからです。
そこを探れば、さらに、リピーターになって頂く施策のアイデアの素にならないでしょうか?

よく想うことですが、原理・原則が大きく変ることはないと思っています。

頭をやわらかくし、上述した、諦め感、最初から投げる姿勢をなくし、考えることで、小予算で楽しみながら、トライできることはあると考えています。

失敗すれば、何かを学び、次に活かせば良いと考えています。
大企業の場合、柔軟性にかけるので修正、改善に時間がかかります。
しかし、中小企業は反省すれば、一晩で問題は解決し次の施策では違うチャレンジが可能です。

最後に「オムニチャネル」そのものを少し解説させて頂きます。

オムニチャネル概念図

オムニチャネルは、小売業こそが取り組むべきデジタル・アナログ、ネット+店舗統合の販売戦略です。
企業が消費者に製品を届ける流通経路のことを、マーケティング用語で「チャネル」と呼びます。
このチャネルという語に「全て」というニュアンスを表す「オムニ」という接頭語をつけた言葉が「オムニチャネル」です。
その名の通り、全てのチャネルを統合連携させた状態で市場を通してまず、可能性客・見込み客に対してアプローチしています。

オムニチャネルの目的は、顧客満足度の向上です。
実店舗、ECサイト、カタログ通販、ソーシャルメディアなどの複数のチャネルをシームレスに連携させて、「いつでも、どこでも同じように利用できる」形を構築します。
顧客にとっては、より便利で利用しやすいサービスを実現できると考えられています。

オムニチャネルは、「マルチチャネル」「クロスチャネル」と呼ばれる考え方の発展形として登場しました。

マルチチャネルとは、一言でいえば、顧客に対して複数のチャネルを提供するという戦略です。原則的にはこのチャネルが多いほど販売機会は増加します。
そこで、実店舗に加えてカタログやテレビショッピング、ECサイトなど複数のチャネルを運営し、より多くの顧客接点を作り出すことです。

マルチチャネル戦略を展開することによって顧客との接点は増えますが、一方で、多角化したチャネルごとの在庫情報の管理が難しくなるという課題が生じます。
例えば、実店舗とECサイトの在庫を異なる仕組みで管理していると、せっかく商品を購入したいという顧客がいたとしても販売することができず、過剰在庫や販売機会の逸失などの問題が発生するリスクがあります。
そこで登場してきたのがクロスチャネルという戦略です。
クロスチャネルでは、在庫管理や顧客管理などのシステムを背後で連携させることで、複数のチャネル間の在庫情報を最適化します。 これによって前述のような問題を解決しています。

さらに、ブランディング、マーケティングまで統合し全社的な経営的な戦略として取り組むほうが、チャネル間のシナジー効果によって、それぞれのチャネルが持つ潜在的な力が引き上げられるため、「全て」を統合するオムニチャネルに発展してきました。

いいHPって何でしょうか?(情報アーキテキチャ設計)

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

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さて、原理、原則の話が大好き、といいますか落ち着きます。

すいません、昭和生まれ、思考は明治の堅物、時代遅れで・・・。

原理、原則が大事だというのは、大仰に難しい話をして煙にまいたり、えらそうにしたいがために言っているわけではありません。

例えば、頭の柔らかい、特に女性は。
英語の習熟の際、唄聴いて歌唄っていれば、英会話集を耳から聴きながら口ずさめば、結構なレベルまで習熟でき、その後、短期留学したらかなり上達されます。

でも、我々、オッチャンは。
「総解英文法」みたいなかたい本が判りやすく、何回も愚直に繰り返すことが、身につき、結局、“早い”のです。
センスがないので、しんどいことをきちんとやるのが、結局、遠いようで近道なのです。

そのような価値観からおかたいHP(ホームページ)のお話をします。

よいHPつくりとは

常々、「かっこいいサイト」や「すごいサイト」と、『役に立つサイト』を履き違えてはいけないと自身を戒めながら、考えています。

ついつい、気合が入ると、お客様とともに自己満足でしかない“すごい”サイトを作ってしまいがちです。が、それはよろしくないと断言させて頂きます。

検索して、選んでみに来てくださる人にとって、どうなのか?
検索するということは、何らかの問題やお悩みを抱えています。
それを解決してあげるか、せめてヒントを提供できたか。
これが最も重要で、ひいては、情報発信者の私たちの利益に繋がっていきます。

では、閲覧者の問題、お悩みを解決するサイトをつくるにはどうすればよいのか?
カスタマージャーニーを想定しましょう、と最近のWEB教則本にて書かれていることが多いですが、おっちゃんには少し柔らかすぎまして。

原理、原則に照らしますと、しっかりと基礎から理解して応用してゆきたい。

そのための理論が、「INFORMATION ARCHTECTURE」=情報アーキテクチャ設計です。

【参照:WikiPediaより抜粋】
情報アーキテクチャ(Information Architecture)は、知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である。
ウェブデザインの発展に伴い、従来のグラフィックデザイン(平面デザイン)に加え、編集・ビジュアルコミュニケーション・テクノロジーを融合したデザインが要求されるようになった。
情報アーキテクチャはこれらの要素 技術を組み合わせた、わかりやすさのためのデザインである。
ウェブ技術の発達に伴いその重要性が認識されているが、情報アーキテクチャの考え方自体は、紙 面デザインの頃から変わらない。

情報アーキテクチャという用語は一般にWebサイト設計などのWeb開発で用いられるが、プログラミングおよび技術文書のような分野にもまた用いられる。
情報アーキテクチャという語は、情報管理および情報ツールの利用に関する専門的能力の集合体を表す。これは図書館学と強い関連がある。図書館学を扱う研究教育機関の多くは現在、情報アーキテクチャについての教育を行っている。
一方で、北海道の公立はこだて未来大学で は、ヒトと情報技術(ハード/ソフトウェア)の共存を掲げた情報アーキテクチャ学科を持つ。それを実現するための3つの異なるアプローチとして 「知能システム」「情報システム」「情報デザイン」の3コース制を採り、情報の創造から表現までを総合的に扱っている。 また、東京都の産業技術大学院大学情報アーキテクチャ専攻のように、 「情報の組織化」よりもどちらかというと情報工学寄りの分野を扱う機関もある。

情報アーキテクチャはInformation Architectureの訳語であるが、この訳語としては「情報アーキテクチャ」「インフォメーションアーキテクチャ」など、いくつかの呼び名が乱立し ているが、日本での情報アーキテクチャ業界では、分野としてのInformation Architectureを「情報アーキテクチャ」、設計者としてのInformation Architectを「インフォメーションアーキテクト」と呼ぶことが通例となっている。

私のバイブルである本では、100の必要な要素にわけて整理、列記されている。
この目次だけで、内容がみえる。

◆PART Ⅰ INTRODUCTION
1.What is IA?
2.How to build IA?
◆PART Ⅱ ANALYSIS
1.ユーザー分析
2.コンテンツ分析
3.コンテキスト分析
◆ PART Ⅲ SYNTHESIS
1.ユーザーエクスペリエンスデザイン
2.サイトストラクチャ設計
3.ナビゲーション設計
4.ラベル設計
5.画面設計

実は、殆どは、業界人、経験者、であれば理解していたり、研鑽していたり、経験の中から習熟していることばかり。
つまり、この基礎を漏れがないか精査したり、ともすれば、暴走、弛緩、抜け、などが起こるので定期的にリフレッシュするためのチェック項目表(冊子)として使えばいいのだと考えています。

もちろん、新人、部外者の入門書、指南書にもなります。
但し、自身の「原理、原則が大事」を敢えて否定するようですが、それらは知識であって、机上の空論になってはいけません。 そのまま実施して失敗したり、当てはまらないケース、イレギュラー、想定外のほうが、むしろ多いかもしれません。
しかし、よりどころ、正しい道=本質は、そこにあるので必ずや習熟しておきべきだと考えています。

他人様にお金を頂だいして、仕事をする。
そのご説明・ご提案の基となる知識や教養は、他人様・クライアントより秀でていなければいけません。

「価値」 > 「価格」 が成立しており、そこに存在する意義があるべきです。

加えて、この原理、原則に逆に、囚われず、常に相反するもの、新しいものの動向にアンテナを張り、足し引きをして、独自の基礎・基本理論(=屁理屈と人は云います)を構築し、日々更新してゆかないと、実際の利用には結びついていきません。

他にも、よりどころになる本があります。
旧い本ばかりですが、私は今でも目を通すことが多く、また本質的な意味合いは薄れていないと思います。

【参考図書】 
・INFORMATION ARCHTECTURE 100 長谷川敦士 BNN

・Web情報アーキテクチャ 第2版 オライリー・ジャパン(通称「白クマ」)

・デザインウェブナビゲーション オライリー・ジャパン

・Webプロジェクトマネジメント標準PMBOK

皆さんの原理、原則が何ですか?
そのよりどころとなる本や、言葉は何ですか?

いいHPつくりのためにご一緒に学んでゆきたいですね。

インターネット集客を学びましょう

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

めざせ、皆さまの模範。
めざせ、有益な情報の無料ご提供。
「結果」より「行動」でまいります。

前回は日本のインターネット集客、マーケティングの実情、経緯を少し辛口でお話させて頂きました。
今回は、今後、ネット集客するにはどうしたらよいのか? につきまして。

答えはシンプルです。

インターネット集客を学びましょう!!

インターネット集客

違法ではないもののはびこるプロたちの本音、実情を吐露しました。
が、悪いのは、頭のいい悪徳業者と、金にハナはきくが、不勉強で自らも時代に踊らされた業者など、いずれも制作会社や広告会社だけでしょうか?

一番の問題は、外注任せで梯子を外されると、後には何も残っていない。
集客のトレーニングができず、せず、ノウハウがたまらない、という薄氷の上を歩いている、という事実が、隠されてしまうリスクを抱えながら気づかないことでした。

外注任せにしていると、金の切れ目が、売上の切れ目、経営の切れ目になることだと考えています。

言い方をかえますと、真の罪は、経営者の皆さんが学びと努力の機会を潰し、放棄したことではないでしょうか。

つまり、リスクヘッジするには、実は、プロに頼らず、自身の血と汗で資産づくり・媒体づくりをするべきなのです。
広告屋、SEO屋に任せるにしても、最小限で、しかも、彼らのノウハウを学び倒して、しっかり自社のものにすることが肝要です。

どうしても数字が必要なときだけ、広告費を増やすときは、利益が薄いことを把握し、広告に頼らないといけない自身を反省しながら、あくまで一過性であることを強く認識しておくことが大事です。
もちろん、習熟のレベルをあげたうえで真のプロたるサービスを提供している、業者というより、パートナーに任すことは効率、適材適所の観点からも賛成です。
そのパートナーを選定できる目を養わなければなりません。

制作に関しても同じです。

何も、デザインをやりましょう、HTML、PHP、DB(データベース)を駆使して内製で構築しましょう。
ネットワーク(サーバーと回線)を自身でメンテナンスしましょう。

などというつもりは毛頭ありません。

しかし、最低限の知識、知見をえて、技術の進化に耳目をそばだて、外注先が、プロといわれる人々が何をしているのか、されているのか解らない状況を”つくらない”ようにします。

仕様、要件の定義をしっかりと自身で行い、これを実現することをプロに任せる。
主導権をしっかり握りながら、監視しながら行います。

最低でも実現したい、すべき目標とターゲットを定め、これを実現してくれるプロをしっかりと自身の目で探すように努力しましょう。

あくまで主役、主導権は、皆さん経営者なのです。

勉強しましょう!

一時的にうまく行っても、その理由や再現性をもたずに実施していると遠からず、梯子を外され、孤立し倒産します。

その時、それまで仲の良かった、敬ってくれた、広告屋や制作屋は助けてくれません。
謝ってもくれません。

もちろん、彼らが違法なことをやっているわけではありません。
ビジネスの契約にのっとり、“自分たちのため”に懸命に戦っているだけです。

自社の身を自身で守るためには、弛まぬ理論武装、学びの継続しかありません。

これは自社への戒めをこめた、わたしの信念です。

インターネット集客の実情(ちょっと辛口)

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

めざせ、皆さまの模範。
めざせ、有益な情報の無料ご提供。
「結果」より「行動」でまいります。

今回は常々私が憂いている日本のインターネット集客、マーケティングの実情、経緯をお話させて頂きます。少し辛口かもしれません。

現在、日本の大手企業はもちろん、中小企業も多くはHP(ホームページ)をもっています。

理由はなんでしょうか?

HP制作会社

それは、黎明期において、ウェブ制作会社が、
「これからはインターネットの時代です。今、つくるとビジネスが拡大します」
「今、HP(ホームページ)をつくらないと時代遅れになり、取りかえしがつかなくなりますよ」
などと無責任で脅しにも似た言葉を呪文のように全国津々浦々でささやき続けたからです。

事実、私自身、信じられない価格で信じられないショボいサイトを作った経営者の方を多く知っており、
「あの頃は今以上によくわからずに、いいなりでお金払っちゃいました」
と耳にしています。

かくいう私も、別業界から独立しベンチャー企業を立ちあげた頃、ウェブに関してはド素人で信じられないお金を払ってしまっていました・・・。

自社で制作する会社はまだしも、ろくにインターネットやウェブ制作のこと、マーケティングの知識ももたないが、金にハナがきき、トークがうまく、バイタリティだけはある、営業会社が被害に拍車をかけます。

甘い言葉で誘い、制作は下請け、外注に投げっぱなしでブルドーザーのようにつき進みました。

予算が少なければ素人のような元印刷屋さん、学生さんにまかせ、予算をかけられる会社にはDTPデザイナーをつけしっかりとした見た目の綺麗なサイトをつくりました。

素人のナンチャッテサイトも綺麗なサイトも結果は同じです。 所詮、ウェブの何たるかを知らない人間のつくったサイトなど一時の仇花で集客効果は長続きせず、クリエイティブもすぐに古くなります。

インターネット技術の進化にあわせ、新しい技術で作り直しましょう、FLASHムービーを入れましょう、携帯サイトを作りましょう、スマホに対応もさせましょう。

無意味なHP(ホームページ)制作の罠はつづいています。

制作の罠と並行して、第二段の罠がやってきました。

SEO(被検索)対策リスティング広告です。

SEO

まず、最初の残念は、制作会社が、次は制作だけではなく、SEOだ(SEOが儲かる)と無茶を承知で素人なのに提案し、つけ刃でSEO対策に挑んだことです。

次に、プロのSEO屋はSEO対策を必死でやりません。

当り前ですが、ある検索キーワードで検索順位10位以内に入れる会社はMAX10社です(複数インデックスされる会社があれば、さらに減ります)。

1社で同じキーワード、例えば、「美肌」でクライアント3社抱えたら、3社とも10位以内にいれるのは至難の業です。

ですので、少しずつ上げてゆき、長くおつきあいするようにします。

あるいは、成果報酬の契約を多くのクライアントと締結し、適度な手間ひまをかけ、結果オーライで10位以内に入ればお金を発生させます。

必死にやりません。

Googleという巨大な企業相手に真面目にやっても勝てるわけがなく。
技術、知見もありません。

適当にやって、順位が上昇すればめっけもの、が実態です。
特定のクライアントのため頑張りました! といいますが、嘘です。
ラッキーと思っているだけで、どのクライアントがあがっても大丈夫なように自社のリスクヘッジはして、あとは虎視眈々と待っているのです。

ただ、立場を代えれば、ビジネスとして儲けなければならない彼らとしては正しいスタンスなのだろうと思います。

リスティングは、業者にとっては宝の山です。

SEO対策は、10位以内は10社だけですが、リスティングは同一キーワードにおいても表示がローリングするので、何社おうけしても大丈夫です。

リスティング広告業者

順繰りで予算に応じ、幾度か出現すればよいのです。
それがクリックされればチャリンとお金がおちるのです。

あるキーワードで成果がでました。
すると、次のキーワードを提案してきます。
さらに、次、いつしか大量のキーワードに予算を投下しています。
途中、お客様はコスト削減のためキーワード削減を試みます。
しかし、どのキーワードを外すにも売り上げダウンが怖く外すに外せない。

広告業者は勉強家です。
様々な有料サービスを考えだしています。

次は、分析レポート作成費用、マーケティングコンサルティング費用など、それっぽい名目で費用を発生させます。
その対価はクライアントにとって有意義であるかのように話を組みたててきます。

分析の方法や分析結果から何を見いだし次につなげるかは教えません。
分析スキルがないこともありますが、もしあってもやりません。

レポートを作成することが対価の対象で、それ以上はオーバーワークだからです。

広告結果は彼らが勝手に決めた指標でかたられます。

「すごいですよ、反応率が1パーセント超えています!」
「ん、たったの1パーセント?」
「何言っているんですか! ウェブ広告では普通、0.0Xパーセント程度なので、驚異的です!」
「・・・まぁ、そういうもんなのか・・・」

嘘のような会話が日常茶飯事に行われてきました。
経験したことがある方もらっしゃるのではないでしょうか。

総じてうまくいかせるようなことはしません。

契約が終わる危険があるからです。

生かさず殺さず、長くおつきあいをしようとします。

かなり冷たく、大げさに、書きました。

もちろん、このような業者ばかりではありません。

弊社の知己、仲間にもしっかりとしたプロが多くいます。
不肖、弊社も各分野で相応のスキルと経験をもっていると自負しています。

しかし、残念ながらこの程度のレベル、質の業者がかなりの割合で現存していることは厳然たる事実です。
今となれば、アルアル・・・と頷ける方も多くいることでしょう。

次回は、ではどうすればよいのか私の思うところを具申させて頂きます。

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