SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2024 が、米テキサス州オースティンで3月8~16日開催されました。
日経XTREND による、“あなたの知らない”マーケティング最新キーワード5つをご紹介、共有します。
1.マーケティングファネルの死:
AIDMAに代表される「認知」から「購入」までの段階を少しづつ絞り込まれて到達する「マーケティングファネル」は長く基本のフレームワークとして理解、導入されてきた。
これが“もう死んでいる”というセンセーショナルなセッションがあった。
時代遅れになっている理由は、商品を購入する・しないだけではなくブランドにロイヤルティーをもつ現在。ブログやSNSを読む、イベントに参加するなどファネルのような段階を踏むわけではなく、ブランドに好意、興味をもってブランドとつきあっている。
ブランドとして継続してつきあうツールとして変わらずメール配信は有効とされ、ここでも「良い顧客データを持つことが大事」でその数よりも敢えてダブルオプトインのように敷居をあげてでもより熱心な読者を集めることの方が大事。
毎日配信にしても週1回配信にしても、“コンスタント”に一定のペースを保つことがエンゲージメントにつながる。
ファネルのように段階をあがることより質の高いお付き合いを継続することが大切ということか。
2.五感マーケティング:
ファンからの支持を集めるための秘訣は「五感」に訴えること。
この事例として、米クレメンタインズノッティー&ナイスアイスクリームが登壇した。
「視覚」ディズニーランドの入り口をくぐったときのような、ちょっとした非日常の世界に飛び込むような内装で出迎える。
「臭覚」甘いミルクとワッフルを焼く香りを店内だけではなく店外まで漂わせる。日本のうやぎ屋(煙を食わせる)と同じか。
「聴覚」音楽の店舗に拘っている。アップテンポにして循環を促す。
「触覚」オリジナルTシャツ、グッズの販売、持ち帰り商品を手で触れるなど。
「味覚」当然、人工的な素材は使わないこだわりの味。
結果、顧客のリピート率が向上しているという。
3.グランドインフルエンサー:
70代、80代など高齢者のインフルエンサー。
ソーシャルメディアは本物の時代になっている。
単に高齢が珍しいのではなく、ユニークなコンテンツを心がけ、両親や祖父母と一緒にいることの大切さを訴えて、これが共感を呼んでいる。
媒体はZ世代だけのものではない。
4.AA(オーグメンテッドオーディエンス、拡張視聴者):
AR(オーグメンテッドリアリティ、拡張現実)サービスが拡がり、企業やブランドがプロモーション手法として活用した際、その対象ユーザーをさす。
新製品を発表する、ブランドストーリーを伝えるなど、ユニークな方法で視聴者を魅了可能。
感情的なレベルでZ世代などとつながる力がある。
5.ゼロUI:
ChatGPT登場によりAIの進化が止まらない。
今後の生成AI関連サービスの進化の方向性として「ゼロUI(ユーザーインターフェース)」がある。
AIを使いこなす際、そのUIは人間が用意してきた。
このUI生成する役割も、AIが担ってゆく。そうした考えのこと。
これらを読むだけでは、小生には「なるほど!」と合点できるものでは、正直・・・ない。 しかし、最新事情の集まるSXSWで注目のこれらは近い将来現実になってゆく可能性が大きく。 焦る必要はないが継続して追いかけることが大事と心得ます。
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<参考文献> 日経XTREND 6月号
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