2024年 6月 の投稿一覧

【中小企業の強み】双方を40年経験して~真の理由はこれ~

「中小企業の強みはなんですか?」
こう問うと、Google検索にて、AI が答えることは、恐らく多くの方が過去にきいた基本的、お手本的な以下の内容だと思います。

しかし、一部上場企業、資金をあつめてのベンチャー起業・IPOチャレンジ、複数の中小企業起業、小規模のコンサルティング業起業、と様々な規模、多様な環境で双方を”実体験””実経験”してきた私には、全く違う大きな強みが存在しているようにみえます。

<中小企業の強み GoogleAI の答え>
中小企業の強みには、次のようなものがあります。
・意思決定の速さ。 ・社内コミュニケーションの容易さ。 ・専門性。 ・経営の柔軟性。 ・アットホームな雰囲気。 ・幅広い仕事に携われること。 ・裁量権が大きいこと。

中小企業は従業員が少ないため、アットホームでコミュニケーションが取りやすく、人間関係の悩みが少ない傾向があります。 また、大企業のように稟議に時間がかかるケースが少なく、決裁が必要な仕事も比較的スピーディに進められる点が特徴です。 さらに、1人の従業員が担当する業務の幅が広く、裁量権も大きい傾向があります。
中小企業で働くメリットとしては、次のようなものもあります。
・出世しやすい。 ・経営層と近い距離で仕事ができる。 ・転勤が少ない(無い)。 ・社会人としての成長スピードが早まる。 ・任される仕事の範囲が広く、様々な角度から会社に貢献できていると感じられやすい。
ただし、中小企業経営では自社の強みと弱みを正確に把握して戦略に役立てることが重要です。

240613 中小企業

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人間には色々な能力があり個人差もあります。才能の差や産まれた・育った環境の差が厳然と存在し綺麗ごとではすみません。 大企業に勤めている面々は多くが幼少から自身を律し努力し前向きに生きてきました。
結果、学歴、職歴は素晴らしく、その途中途中の戦いでも正々堂々努力を重ねてきた、そしてその途上にあります。 それは自分で勝ちえたもので一部、才能や環境に溺れる輩がいるなか尊いものだと考えています。

一方、中小企業では色々な制限、制約の中で生きている。自身の過去の少しの努力不足で現在の立場にいる方が多い。 会社の規模だけではなく生活の安定、安寧が相対的に低く、不安定な状態が続いている。
円安、税制、他外部要因による拡がる一方の給与格差。 中小企業の社員さんはまだしも、経営者はシャレにならない厳しい環境の渦中にいます、昔から今現在も、そして未来も。

そんな時、人間は嫌でも以下のような自分でも気づかなかった恐ろしいほどの力に気づきます。
気づかないと乗りきれなかった。実際、残念ながら気づけずくじけた方も多かった。
火事場の馬鹿力、窮鼠猫を嚙む、不眠不休、背水の陣、等々。 負けるわけにはいかず、もうどうにもこうにもならなくとも諦めずにあがく、もがく、そして薄氷を踏みながらも首の皮一枚繋ぎとめて頑張っている。
この土壇場の力、最後まで諦めない気持ち、結果何とかするド根性。 双方を知る私には、これは脅威と言いますか、畏怖、素晴らしさ、真の人間の強さとして新鮮でした。 とても素晴らしい能力だと思います。

240613 火事場の馬鹿力

次に、幼少から通学している時期にやっていれば・・・と思いつつ。 「学び」に目覚めた方の馬力といいますか持続力、持久力には目を見張るものがあると思います。
毎日、ビジネス本を1冊づつ読む。 分厚い専門書を2,3日で読破する。 それも貪るように、スポンジが水を吸収するように読む。
失礼ながら学歴・学力と年齢を軸に比較した場合、図のようなイメージです。
もう圧倒的に置き去りにされるくらい凄い勢いで学ばれ、そして即実践される力はただただ凄いと感じています。

240613 学習量と学力

厳しい中小企業(環境)にあり、(甘いとはいいませんが・・・)守られている、過ごしやすい大手企業にはない。
崖っぷち、瀬戸際にずっと立っていても負けずに戦い続ける馬鹿力。
これが中小企業の真の強みと、強くなければ生きられない現実だと考えています。

今回は、マーケティングではなく、経営というより生きる意味のような内容になりましたが、いつもの通り申し上げます。

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【 中小企業の知恵袋 】 マーケティング導入・運営支援:株式会社レゾンデートル

【コンテンツSEO】Googleに評価されるためには~復習しましょう~

HP(ホームページ)などのオウンドメディアでは自社会社情報や自社商品、サービスの情報を発信し、問い合せや資料請求などのCV(コンバージョン)を増やし、ビジネスの機会、営業のきっかけを得ようと努力しています。
自社に関連するキーワードで検索してもらった折、検索結果の一覧でより上位に掲載されると機会、チャンスにつながることは容易に理解できるでしょう。
この順位をあげる施策をSEO(Search Engine Optimization)・検索エンジン最適化といいます。

240604 SEO

このSEOに強い、より上位に掲載されるコンテンツを作るコツを知ることは重要です。 幾度かSEO関連のコラムや記事を発信してきましたが、復習をかねて整理しお届けします。

技術的には、 ・検索して欲しいキーワードを正しく選択する。コンテンツ、記事内にそのキーワードを正しく含める。
・titleタグ、見出しタグ、メタディスクリプションなどのタグを正しく設定する。Google規定にそった内部リンク、構造化をまもって公開する。
・被リンク(外部のWebサイトから自サイトへ向けられたリンク)の評価が高い。
などやるべきこと、守るべきことが多く存在します。 面倒ですがしっかりと施策することで検索結果(評価)はついてきます。 「Google 検索の基本事項」 https://developers.google.com/search/docs/essentials?hl=ja

しかし、これらよりもっと重要なことがあります。
それは、SEOの目的が検索結果上位になることを目指すのではなく、有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成を心がけることです。 Google/Yahoo!の検索を司る検索ロボットにおもねるのではなく、検索する人間のために、人間が読みやすく、読むことで為になる。抱えている問題を解決できる。目的を達成できる、ヒントになるコンテンツをつくること。 これが答えなのです。

Googleの公式ドキュメント
「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」
https://developers.google.com/search/docs/fundamentals/creating-helpful-content?hl=ja
には、以下のように記載されています。
”Google の自動ランキング システムは、検索エンジンでのランキングを上げることではなく、ユーザーにメリットをもたらすことを主な目的として作成された、有用で信頼できる情報を検索結果の上位に掲載できるように設計されています。 このページは、そのようなコンテンツを制作しているかどうかをクリエイター自身が評価するためのものです。” このページでは、自身の作成した記事が人間にとって有益に書かれているかをチェックする多種多様な質問(チェック項目)が列記されています。 これに答えることで、結果としてSEOに強い検索上位に掲載される記事になります。

検索の仕組みについて。
これも Googleの公式ドキュメント
「結果を自動的に生成する仕組み」
https://www.google.com/search/howsearchworks/how-search-works/ranking-results/?hl=ja に詳しいので是非参照にしてください。

では、自身書くコンテンツ・記事はどんなことに気をつけて書けばよいのでしょうか。 大きく2つのポイントを、Google が公表・公開しています。
1.E-E-A-T
2.YMYL
です。

1.E-E-A-T

250604 E-E-A-T

・Experience:経験
・Expertise:専門性
・Authoritativeness:権威性
・Trustworthiness:信頼性
以前は、Experience(経験)以外の、E-A-T を求めていましたが、これが足されて現在に至ります。 E-E-A-T の面で優れているかを判断するための要素の組み合わせを特定します。 中でも、信頼性は最も重要なものです。 その他の項目も信頼性の一因となるものですが、必ずしもすべてにおいて優れている必要はありません。たとえば、優れたエクスペリエンスを基盤としてユーザーの役に立つコンテンツもあれば、専門性の高い内容でユーザーの役に立つコンテンツもあります。 評価の基準は英文のみですが公表・公開されています。
「検索品質評価ガイドライン」
https://services.google.com/fh/files/misc/hsw-sqrg.pdf?hl=ja
E-E-A-Tを高める9つの方法を整理します。
1) ブログのジャンルを絞る(専門性)
2) ブログをSSL化する(信頼性)
3) 一次情報を伝える(経験)
4) 運営者情報を掲載する(信頼性)
5) 専門家に取材する(経験、専門性、権威性、信頼性)
6) 良質な被リンクを獲得する(権威性)
7) 最新情報の更新を続ける(信頼性)
8) 「引用」は信頼性の高いサイトの情報を活用する(信頼性)
9) 経験を積む、資格を得る(信頼性、権威性)

2.YMYL

240604 YMYL

YMYLは、Google検索品質評価ガイドライン内で健康やお金など特定のジャンルを指す用語のことです。
YMYLは「Your Money or Your Life」の略です。
・ニュース・時事問題
・政治・法律
・民族・宗教・性別
・ショッピング
・健康・安全
・金融

GoogleはYMYLに関する検索結果の品質を重要視しており、年々基準を厳しくしています。 その理由は、お金や健康はユーザーの生活にクリティカルな影響を与える可能性があるためです。 例えば、腹痛の治し方や投資に関する情報は、ユーザーの健康や財産に直結します。 誤った情報によって健康を害したり、誤った投資情報によって経済的損失を被ったりするリスクがあるからです。 そのため、Googleは通常の検索結果の評価基準よりも、YMYL領域においてはより厳しい基準を適用しています。 YMYLでは、E-E-A-Tがことさらに重視されます。

E-E-A-T を念頭に、これに準拠し応えていることを意識して記事を書く。
特に、YMYL では厳格に。 自身で質問(チェック)を通じ、人間にとって有益なコンテンツ・記事の完成を目指す。 技術的にもSEOの規定にそって正しく公開する。
当たり前のことを丁寧にやることが高評価を得る近道なのです。

<松川が「有益なコンテンツ」について説明している動画です!>
中小企業のネット集客~簡単で具体的な「有益なコンテンツ」~|株式会社レゾンデートル

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【マーケティング新潮流】マーケ最新キーワード5~SXSW2024~

240603 SXSW2024

SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2024 が、米テキサス州オースティンで3月8~16日開催されました。
日経XTREND による、“あなたの知らない”マーケティング最新キーワード5つをご紹介、共有します。

240603 SXSW2024

1.マーケティングファネルの死:
AIDMAに代表される「認知」から「購入」までの段階を少しづつ絞り込まれて到達する「マーケティングファネル」は長く基本のフレームワークとして理解、導入されてきた。 これが“もう死んでいる”というセンセーショナルなセッションがあった。 時代遅れになっている理由は、商品を購入する・しないだけではなくブランドにロイヤルティーをもつ現在。ブログやSNSを読む、イベントに参加するなどファネルのような段階を踏むわけではなく、ブランドに好意、興味をもってブランドとつきあっている。 ブランドとして継続してつきあうツールとして変わらずメール配信は有効とされ、ここでも「良い顧客データを持つことが大事」でその数よりも敢えてダブルオプトインのように敷居をあげてでもより熱心な読者を集めることの方が大事。 毎日配信にしても週1回配信にしても、“コンスタント”に一定のペースを保つことがエンゲージメントにつながる。 ファネルのように段階をあがることより質の高いお付き合いを継続することが大切ということか。

250603 マーケティングファネル

2.五感マーケティング:
ファンからの支持を集めるための秘訣は「五感」に訴えること。 この事例として、米クレメンタインズノッティー&ナイスアイスクリームが登壇した。 「視覚」ディズニーランドの入り口をくぐったときのような、ちょっとした非日常の世界に飛び込むような内装で出迎える。 「臭覚」甘いミルクとワッフルを焼く香りを店内だけではなく店外まで漂わせる。日本のうやぎ屋(煙を食わせる)と同じか。 「聴覚」音楽の店舗に拘っている。アップテンポにして循環を促す。 「触覚」オリジナルTシャツ、グッズの販売、持ち帰り商品を手で触れるなど。 「味覚」当然、人工的な素材は使わないこだわりの味。 結果、顧客のリピート率が向上しているという。

240603 五感マーケティング

3.グランドインフルエンサー:
70代、80代など高齢者のインフルエンサー。 ソーシャルメディアは本物の時代になっている。 単に高齢が珍しいのではなく、ユニークなコンテンツを心がけ、両親や祖父母と一緒にいることの大切さを訴えて、これが共感を呼んでいる。 媒体はZ世代だけのものではない。

240603 グランドインフルエンサー

4.AA(オーグメンテッドオーディエンス、拡張視聴者):
AR(オーグメンテッドリアリティ、拡張現実)サービスが拡がり、企業やブランドがプロモーション手法として活用した際、その対象ユーザーをさす。 新製品を発表する、ブランドストーリーを伝えるなど、ユニークな方法で視聴者を魅了可能。 感情的なレベルでZ世代などとつながる力がある。

240603 オーグメンテッドオーディエンス

5.ゼロUI:
ChatGPT登場によりAIの進化が止まらない。 今後の生成AI関連サービスの進化の方向性として「ゼロUI(ユーザーインターフェース)」がある。 AIを使いこなす際、そのUIは人間が用意してきた。 このUI生成する役割も、AIが担ってゆく。そうした考えのこと。

240603 ゼロUI

これらを読むだけでは、小生には「なるほど!」と合点できるものでは、正直・・・ない。 しかし、最新事情の集まるSXSWで注目のこれらは近い将来現実になってゆく可能性が大きく。 焦る必要はないが継続して追いかけることが大事と心得ます。

デジタルマーケティングは、早く安く誰にでもできます。 だからこそ、他者より早く着手した人たちが勝っています。 ”中小企業のための” “中小企業ができる” ”中小企業による” マーケティングに踏み出しませんか。 ご興味ある方はいつでもお気軽にお声がけください。

<参考文献> 日経XTREND 6月号

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【 中小企業の知恵袋 】 マーケティング導入・運営支援:株式会社レゾンデートル

 【どうする?脱クッキー】サードパーティーの代替手法~自社で顧客情報を収集・活用する方法~

240531 パーミッションマーケティング

米Google は、2024年末までに全ユーザーのサード・パーティー・クッキーを廃止する。 これに替る手法がない。既存のデータ収集方法では顧客の実像がつかめない。 今後益々自社での情報収集が重要になります。 中小企業もうかうかしていられません。

240531 サード・パーティー・クッキー

1.技術面からのアプローチ:
そもそもサードパーティデータはクッキー(Cookie)の登場で安易、廉価に顧客像をつかめる、アプローチができる手法です。 それ以前は、自社顧客のデータを収集、分析、活用する「ファースト・パーティ・データ」を使っていた。これに加え再注目されているのが、「ゼロ・パーティ・データ」です。“顧客がブランドに何かを期待し、同意した上で、意図的に企業に提示するデータ”のこと。
この2つを組み合わせて、購買の「後=ファースト」と「前=ゼロ」から顧客像を知る手法です。 実はこれも既に1999年にセス・ゴーディン氏が提唱し、流行った「パーミッションマーケティング」に近しい。 顧客から許諾(パーミッション)と信頼を得てマーケティングを行う。 企業と顧客の信頼があるからこそ欲しいモノ・コトや欲しいタイミングが判る。 クッキーに頼って楽をせず、自身で汗を流す原点回帰ということか。

240531 パーミッションマーケティング

2.アパレルECの秘策。会員登録時に「70の設問」
同じように大量の設問を設けましょうというのではなく、アンケートの策定に参照になると考えています。 パーソナルスタイリングサービスを軸としたファッションブランド「DROBE(ドローブ)東京・港区」が会員登録時に実施。ファッション好み診断、身長・体重、職業という個人情報、気になる身体の部位・コンプレックスまで計70問。 負荷をかけて開示する価値のあるサービスであるだけではなく、回答のノウハウが大きい。
・簡単な設問から始めてリズムよく回答できるようにする。 ・回答してどう活用されるか分からないという不安を解消する。 ・主要ブランドを明示し簡単に選択。それ以外は記載にする。 ・予算も統計から仮予算の数値を明示し選択。それ以外は記載にする。 ・この設問数は「よく知って欲しい」という承認欲求を満たすためだと寄りそう。 ・視覚化で認識負荷を軽くし誤認を削減する。 ・難しい言葉、例えば旬で曖昧で感覚的、理解差のある「フェミニン」「マッシュ」等は使わない。 等など。
得られた結果は回答者個々を念頭に、恒常的なデータはAI、鮮度の高い、ナイーブな情報は人の力で判断するという役割分担をしている。

250531 DROBE(ドローブ)

3.「顧客の気持ち」はデータが全て教えてくれる:
宿泊予約サービスの「一休.com 東京・千代田区」はレッドオーシャンの中で“売り方の背別化”に活路を見出し、ファースト・パーティ・データを活用している。
技術的にどうこうと言いたいのではない。その理解方法に価値がある。 例えばAという顧客が初めての時、2回目のとき、定期化したとき、では同じ人でも顧客情報は変異しているはずで。Aに近い人に初訪して頂くには、近い人が定期化して頂くには・・・と分けて分析する。 つまり、“顧客(この場合はA)のサイト上での行動データを分析し、その人と最も近い行動をとった人が選んだ宿や条件を基に最適な宿を提案する。”
技術的には、他の類似ユーザーの行動を基にしたパターン処理だが、定性的には“お客さんが何をしたいかは、他のお客さん(の行動)が教えてくれる”という考え方です。 クーポンを出す時に重要なのは「あと少し背中を押してくれたら」というタイミングだがこれを見抜くのも。 「気持ちが盛り上がるタイミング」を見抜くのも。 全て、類似の他の顧客の行動に教えてもらうという姿勢である。

250531 一休

4.ファンコミュニティーでインサイトをつかむ:
ビール市場は各社の技術、広報戦略の向上でコモディティ化している。要は何を飲んでも美味い。エビスビールの生存戦略として「情緒的価値」の醸成をあげている。
顧客との距離を縮めてビールの味以外の精神的なつながりをつくる。 顧客同士や顧客とブランド担当者が交流できるファンコミュニティー「エビスビアタウン」の運営を2022年から開始した。 ヘビーユーザーを「住民」としてアンバサダー的におつきあいしている。
1)コミュニティー内の企画、運営に参加してもらい「実行委員」として格上げ。実際に一緒につく る、自分事に昇華してもらう。 2)「住民」から聞けたエビスを好きになる、なった原体感(20才の誕生日を両親にエビスで祝ってもらった、懐かしい友人との再会には必ずエビス、等)をライトユーザーに再現、体験してもらう。 その場としてより敷居の低い入りやすいアンテナショップ「YEBISU BAR(エビスバー)」や発祥の地につくりエビスを知ってもらう「YEBISU BREWERY TOKYO(エビス ブルワリー トウキョウ)」に誘う。 3)住民のロイヤリティー変化の可視化をする。もうエビスから離れないと胡坐をかかず年1回の 「住民意識調査」で寄りそう。施策が狙い通りか尋ねる(教えて頂く)、ロイヤリティーをはかる評価軸を複数つくってゆき更に寄りそう姿勢を継続する。

250531エビスビアタウン

どれも全く同じことをせずとも、出来ずとも、コツ、ノウハウから出来そうなことを少しづつ真似をする。その考え方、姿勢にならいアンテナをたてる。
やれることは実は少なくないと考えています。

デジタルマーケティングは、早く安く誰にでもできます。
だからこそ、他者より早く着手した人たちが勝っています。
”中小企業のための”
“中小企業ができる”
”中小企業による”
マーケティングに踏み出しませんか。
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<参考文献> 日経XTREND 6月号

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