マーケティングコンサルタントの松川勝成です。
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2022年 4月現在、新型コロナのまん延防止等重点措置は解除されたが、ワクチン、経口薬、次の波とウイズは当面続く。
仮にこれが小康状態、踊り場も含め、アフターになったとしても。
この3年によって変わった生活様式はもう戻らないだろう。
2021年には、まだ期待していた「終わりさえすれば元に戻る」という「リベンジ消費」は淡い夢だろう。
すでに定着した「ニューノーマル消費」に対応するしか生きる道はない。
仮定としてアフターコロナになったら生活様式は戻るか?
このアンケートに対し、81%は否で、理由は「今の生活様式に慣れてしまったから」
テレワークによって余剰時間が増えてどう変わったか。
1.プレミアム消費:消費機会が減り、その分、こだわるものには、多少高くても支払う。
2.回帰消費:在宅により家族・家庭に目がむき、消費・時間も費やすようになった。
3.緊縮消費:給料の安定化、ボーナスの復活を実感しない限り、不安は解消されない。
結果、現在厳しい業態において消費が戻っても内容が変容する、すなわち。
・安さよりも付加価値の高い飲食店が選ばれる。
・職場、仲間ではなく、家族旅行のニーズが高まる。
では、この新しい様式で牽引層によりどのような変化がみられるだろう。
アンケートによると、医療的なバックボーンもあるのか、状況に対し楽観派の代表は若年層の男性、悲観派の代表は60才代の女性だった。
ところが、マーケティングにおける積極派、開拓派である「イノベーター」「アーリーアダプター」はむしろ悲観的な結果も得られ、気持ちと裏腹に行動が遠い可能性がある。
逆に、不安が高いからこそ新しいことに挑戦しよう、せねば生き残れないという気持ちから、悲観派の女性のシニア層が行動変容を牽引する可能性を指摘している。
例えば、デジタルを敬遠したり怖いと触らないことで、ワクチン接種予約でさんざん苦労したシニア層は多い。
結果、嫌がおうにもデジタルに触れた勢いで在宅に必要なネットショッピング、出前依頼を体験した。第一関門を超えると慣れが促進される。大きなシニア層が伸びる可能性は高い。
コンテンツの有料配信も然りだ。
新しいシニアトレンドとしてもうひとつ。
「おさぼり“上手”料理」があげられる。
働いている母親や料理苦手意識のある若者に比して、倫理的には女性は台所で料理、自炊というDNAが刷り込まれたシニア層だが、買い物に行く機会が減少し、冷凍食品の有効活用や出前、宅配の利用をせざるをえない期間によって自炊の機会も減った。
結果、意外と美味い、イケてる冷凍食品がその地位を向上させた。
冷凍食品も自炊というカテゴリーでいいよねという感覚だ。
同じように、体験してみれば・・・で市民権をえたシニアトレンドとして、以下4つ。
1.プチ贅沢(高級アイスクリーム)Xプチおやつ
2.リベンジ小旅行X(高額・高機能)シューズ
3.ポジティブカラーXシーズンフリー
4.シニアXフェムテック(金融)
5.健康寿命X貢献寿命
次回もこの話題をお話します。
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【参 考】
日経XTREND(クロストレンド) 2022年 4月号
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【 中小企業の集客ノウハウ動画 】
Googleマイビジネス運用編【レゾンデートル】
(2020年 7月 経営研究会講演のために作って頂いた動画です)
https://youtu.be/9ZQPE3GXJps