マーケティングコンサルタントの松川勝成です。
めざせ、皆さまの模範。
めざせ、有益な情報の無料ご提供。
「結果」より「行動」でまいります。
さて、原理、原則の話が大好き、といいますか落ち着きます。
すいません、昭和生まれ、思考は明治の堅物、時代遅れで・・・。
原理、原則が大事だというのは、大仰に難しい話をして煙にまいたり、えらそうにしたいがために言っているわけではありません。
例えば、頭の柔らかい、特に女性は。
英語の習熟の際、唄聴いて歌唄っていれば、英会話集を耳から聴きながら口ずさめば、結構なレベルまで習熟でき、その後、短期留学したらかなり上達されます。
でも、我々、オッチャンは。
「総解英文法」みたいなかたい本が判りやすく、何回も愚直に繰り返すことが、身につき、結局、“早い”のです。
センスがないので、しんどいことをきちんとやるのが、結局、遠いようで近道なのです。
そのような価値観からおかたいHP(ホームページ)のお話をします。
常々、「かっこいいサイト」や「すごいサイト」と、『役に立つサイト』を履き違えてはいけないと自身を戒めながら、考えています。
ついつい、気合が入ると、お客様とともに自己満足でしかない“すごい”サイトを作ってしまいがちです。が、それはよろしくないと断言させて頂きます。
検索して、選んでみに来てくださる人にとって、どうなのか?
検索するということは、何らかの問題やお悩みを抱えています。
それを解決してあげるか、せめてヒントを提供できたか。
これが最も重要で、ひいては、情報発信者の私たちの利益に繋がっていきます。
では、閲覧者の問題、お悩みを解決するサイトをつくるにはどうすればよいのか?
カスタマージャーニーを想定しましょう、と最近のWEB教則本にて書かれていることが多いですが、おっちゃんには少し柔らかすぎまして。
原理、原則に照らしますと、しっかりと基礎から理解して応用してゆきたい。
そのための理論が、「INFORMATION ARCHTECTURE」=情報アーキテクチャ設計です。
【参照:WikiPediaより抜粋】
情報アーキテクチャ(Information Architecture)は、知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である。
ウェブデザインの発展に伴い、従来のグラフィックデザイン(平面デザイン)に加え、編集・ビジュアルコミュニケーション・テクノロジーを融合したデザインが要求されるようになった。
情報アーキテクチャはこれらの要素 技術を組み合わせた、わかりやすさのためのデザインである。
ウェブ技術の発達に伴いその重要性が認識されているが、情報アーキテクチャの考え方自体は、紙 面デザインの頃から変わらない。
情報アーキテクチャという用語は一般にWebサイト設計などのWeb開発で用いられるが、プログラミングおよび技術文書のような分野にもまた用いられる。
情報アーキテクチャという語は、情報管理および情報ツールの利用に関する専門的能力の集合体を表す。これは図書館学と強い関連がある。図書館学を扱う研究教育機関の多くは現在、情報アーキテクチャについての教育を行っている。
一方で、北海道の公立はこだて未来大学で は、ヒトと情報技術(ハード/ソフトウェア)の共存を掲げた情報アーキテクチャ学科を持つ。それを実現するための3つの異なるアプローチとして 「知能システム」「情報システム」「情報デザイン」の3コース制を採り、情報の創造から表現までを総合的に扱っている。 また、東京都の産業技術大学院大学情報アーキテクチャ専攻のように、 「情報の組織化」よりもどちらかというと情報工学寄りの分野を扱う機関もある。
情報アーキテクチャはInformation Architectureの訳語であるが、この訳語としては「情報アーキテクチャ」「インフォメーションアーキテクチャ」など、いくつかの呼び名が乱立し ているが、日本での情報アーキテクチャ業界では、分野としてのInformation Architectureを「情報アーキテクチャ」、設計者としてのInformation Architectを「インフォメーションアーキテクト」と呼ぶことが通例となっている。
私のバイブルである本では、100の必要な要素にわけて整理、列記されている。
この目次だけで、内容がみえる。
◆PART Ⅰ INTRODUCTION
1.What is IA?
2.How to build IA?
◆PART Ⅱ ANALYSIS
1.ユーザー分析
2.コンテンツ分析
3.コンテキスト分析
◆ PART Ⅲ SYNTHESIS
1.ユーザーエクスペリエンスデザイン
2.サイトストラクチャ設計
3.ナビゲーション設計
4.ラベル設計
5.画面設計
実は、殆どは、業界人、経験者、であれば理解していたり、研鑽していたり、経験の中から習熟していることばかり。
つまり、この基礎を漏れがないか精査したり、ともすれば、暴走、弛緩、抜け、などが起こるので定期的にリフレッシュするためのチェック項目表(冊子)として使えばいいのだと考えています。
もちろん、新人、部外者の入門書、指南書にもなります。
但し、自身の「原理、原則が大事」を敢えて否定するようですが、それらは知識であって、机上の空論になってはいけません。
そのまま実施して失敗したり、当てはまらないケース、イレギュラー、想定外のほうが、むしろ多いかもしれません。
しかし、よりどころ、正しい道=本質は、そこにあるので必ずや習熟しておきべきだと考えています。
他人様にお金を頂だいして、仕事をする。
そのご説明・ご提案の基となる知識や教養は、他人様・クライアントより秀でていなければいけません。
「価値」 > 「価格」 が成立しており、そこに存在する意義があるべきです。
加えて、この原理、原則に逆に、囚われず、常に相反するもの、新しいものの動向にアンテナを張り、足し引きをして、独自の基礎・基本理論(=屁理屈と人は云います)を構築し、日々更新してゆかないと、実際の利用には結びついていきません。
他にも、よりどころになる本があります。
旧い本ばかりですが、私は今でも目を通すことが多く、また本質的な意味合いは薄れていないと思います。
【参考図書】
・INFORMATION ARCHTECTURE 100 長谷川敦士 BNN
・Web情報アーキテクチャ 第2版 オライリー・ジャパン(通称「白クマ」)
皆さんの原理、原則が何ですか?
そのよりどころとなる本や、言葉は何ですか?
いいHPつくりのためにご一緒に学んでゆきたいですね。