オリジナルコンテンツとは? ~Curation vs Google UpDate~

マーケティングコンサルタントの松川勝成です。

めざせ、皆さまの模範。
めざせ、有益な情報の無料ご提供。
「結果」より「行動」でまいります。

今回は、Curation(キュレーション) とGoogleアップデートに制限されるオリジナルのコンテンツ生成について私見を共有させて頂きます。

「キュレーション」(Curation)という言葉をご存知でしょうか?
私自身、Facebookページや外部BLOG(FC2ブログを利用)でうたっているように、キュレーションが得意な人、好きな人であるキュレーターを自認しています。

Curation

インターネットの発達で情報が多すぎ、情報洪水に溺れそうな現代社会に我々は生きています。
ともとは美術館や博物館で企画展を組む専門職をキュレーター(Curator)とよびます。アナログの世界であっても膨大な作品を整理して新しい角度で特定のテーマに沿い取捨選択して価値観を問えるように、楽しめるように展示を構成する仕事です。

キュレーターがアナログ世界の膨大な作品を取捨選択して展示を構成するように、更に情報が爆発しているデジタル世界、インターネット上にあふれる情報やコンテンツを独自の価値基準で編集して紹介するサービスもキュレーションとよばれるようになり、今では本来の意味合いよりもIT用語としての意味の方が先行している感があります。

さて、新しいアイデアを発想するにしても、既存のモノやコトの組合せや新しい利用方法を見出して生き返らせます。
全くの新しいアイデアは中々生まれるものではありません。

ネット上のコンテンツにしても、よい情報や記事があれば多くの人に知らせたい、共有したいと思い、そこに自身の意見や賛否をのせて独自の味付けをして再発信する場合が多いと思います。

独自で書いたコンテンツ(記事)といっても後述の通り、その基礎知識はGoogle自身が公言していたり、多くは同じ言葉を使った情報発信は過去になされています。

然るに、Googleが定期的に行うアップデートというアルゴリズムの変更・更新では、これを是とせず、とにかく独自性を高めろと指導しています。

情報を発信しようとしていると、これは中々厳しい要求だなと気づいてきます。
Googleの評価を高める、SEO的に良質なコンテンツを作ることを半ばあきらめて、多くの人に知らせたい、共有したいという尊い想いから書きたいことを書くようになっています。

これを読んだ人にとって、他の場所(サイト、ページ)で似た記事の存在の有無は言いきってしまうと関係なく。
そこで悩みが解決されるか大いなるヒントを得ることができたり、気づき、学習になればよいわけで発信者にとっても人に与えることは幸せだと思いませんか?

ところが、SEO的には評価を得られないことを多く散見しています。
オリジナルではないという評価です。

要は、コピーコンテンツを排除します=コンテンツはゼロから自分で作りなさいということです。

それは、SEOにおいては、SNSのようなソーシャルメディアにおけるShareも言わば独自コンテンツではないので好ましくないことになってしまいます。

よいコンテンツの内容を参照、流用して更によいコンテンツの再発信をすることは、そんなにいけないことでしょうか。
現実的には、多くのBLOGやSNSは、このプチぱくりで成り立っています。
世の中、全く新しいモノ、コトを生むマーケティングでいうところのイノベーターやクリエイティブの世界におけるオリジナルクリエーターばかりではありません。
少し目鼻の効く、ちょっと知ったかぶりが好きな、アーリーアダプターがハブになり、口コミの誘発を支えている。
この否定にならないでしょうか。

アフィリエイトサイトでも、立派にキュレーションをかけ、独自の情報コンテンツとして評価できるものも多くあり、むしろ、そのお陰でECサイト、比較サイトを代表に、正しい情報をユーザーは取捨選択し吟味できています。

問題は、その加減であり、Googleももちろんそのことは理解していて、あまりに酷い横行状態を抑止・抑制するための、お灸なのだろうと理解したいです。
約5%以上、コンテンツの被りがあると評価にネガティブな影響が出ると公言しています。

それでも、もう一度、問いたいです。

皆がみなコンテンツは、自分で作りなさい!・・・これは無理でしょう。

この方向性は、結局のこところ本質的には、キュレーションの否定になるのではないでしょうか。

Googleの動向は、いまやデジタルマーケティングの方向性にはかり知れない大きな影響を与えます。
その手の平の上で、我々は一喜一憂しながら、コンテンツ作りに、SEOに、ネット集客に勤しんでいる様は、さながら過去の一時代において、お上のお顔の色を伺いながら生きる市井人のようなものかもしれません。

私の最終的な考えです。
いい情報は、例え、コピーだろうが、プチぱくりだろうが、皆さんに伝え、教えてもらい、共有していきます。
独自の視点、考えをミックスして、キュレーションし、再発信していきます。

最後に基礎情報の整理をさせて頂きます。
以下、書いていることは過去、どこででも掲載されている内容です。
ここで初めて読むことに、復習できることに、意味がありませんか? ありますよね。

GoogleUpdate

【Googleアップデート】 大きく3つのアルゴリズムのアップデートがあります。

「パンダアップデート」は“コンテンツの質”に対する評価です。
低品質なWebサイトを検索上位から下げるアルゴリズムのパンダアップデートとは、「低品質なコンテンツで構成されたWebサイトの検索結果の順位を下げ、良質なコンテンツで構成されたWebサイトが上位に掲載されるようにする」ことを目的としています。

「ペンギンアップデート」は、主に“リンク操作”を行うWebサイトへの影響が大きく反映されたアップデートです。
ブラックハットSEOを実施しているWebサイトの順位を下げるアルゴリズムのペンギンアップデートとは、Googleの品質ガイドラインに違反したSEO手法「ブラックハットSEO」を用いているWebサイトの評価を下げるアルゴリズムですが、主にリンクの質に関する評価を見直すことで、低品質なリンクを受けているWebサイトの順位を下げることを目的としています。

最後に、一番新しい「ハミングバードアップデート」とは、従来の「辞書を引いている」ような検索方法ではなく、より自然に「人と会話する」ような検索を実現した、検索アルゴリズムです。
例えば、あなたが近所にコンビニがないか探しているとき、現在のGoogleで「コンビニ 近く」と検索したら、検索結果には、あなたの家の最寄りのコンビニの情報、あるいは、そのコンビニの地図までが表示されます。
これは、Googleが単純に「コンビニ 近く」という言葉の辞書的な意味だけについて検索したのではなく、「ユーザーが近くのコンビニを探している」という”検索意図”まで読み取ろうとしているからです。

このように、人と会話しているかのような、全く新しい検索を可能としています。この傾向を体感している人は多いと思います。

【Google General Guidelines(Google検索品質評価ガイドライン)】
https://static.googleusercontent.com/media/guidelines.raterhub.com/ja//searchqualityevaluatorguidelines.pdf 

Googleが言う質の高い記事とは、このガイドラインに沿ったものです。

GoogleE-A-T

このガイドラインでは、E-A-T(専門性、権威性、信頼性)の詳細や高評価・低評価の記事を事例付きで説明しており、この3つをバランスよく織り交ぜていることを推奨しています。
E-A-Tとは各言葉の頭文字をとっています。
・Expertise(専門性があること)
・Authoritativeness(権威性あること)
・TrustWorthiness(信頼性があること)

コンテンツを作るときには念頭においてください。

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