本屋が好きです。
解決したい課題、学びたい内容を予め念頭においていて、街でみかけ時間がある時にブラリと入ります。
都内の好きな本屋が30ほど頭に入っていて時間が空くと寄ります。
たまに頭にない初めての店をみつけると多少無理してでも、3分でも寄ります。
好きな店が閉店しているのを知ると旧い知人をなくしたような気分になります。
アナログの本屋にはデジタルのECサイトにない大きな魅力があります。
それがセレンディピティ(期せずおこる素敵な出会い)です。
これがあるのでワクワクがとまりません。
古本屋さんでは、この予期しない出会いの可能性が高まりより期待をもって入りますが、不発も多く。そこがまた楽しいです。
古本屋さんならではの楽しみもあります。
セコいのですが、ブックオフはもちろん、多くの古本屋さんではワゴンで100円(一部50円)で売っているコーナーがあります。
文庫や新書であれば買いたい本リストを常に携帯していて、それを探します。
見つけて手にとりリストの本名に線をひいて消すときの喜びは、これまた宝探しの趣がありやめられません。
方やデジタル、インターネット経由のEC(Electronic Commerce)サイトの市場がどんどん大きくなっています。
ググって求める答えを最短距離で探し、Amazonで買う。
効率がたかく賢い生き方で否定はしません。
最近多いのは勉強会や交流会でよい本を知ると、即座にAmazonで購入する人です。
いいですね、学びをその場で終わらせず、自分の手元、配下に置くように行動する。
しかし、私は自身の知らない世界や思いもよらない興味をそそられる本に出会うことが楽しみでなりません。自分を予測もしない未知にいざなう小さな世界、それが本屋さんです。
本屋が好き=それを消化すること、読書が好きです。
ビジネスの本は必要に迫られて課題解決や自己成長のため読むので、目的があり読み甲斐があります。
一度、ザーッと読んだら2回目は赤鉛筆をもって線を引きながら読みます。
気になったところは気になるノートに書きとります。
ビジネスの本ばかり読んでいると疲れて中だるみになるときがあります。
いつもトレイの中(スイマセン、大排出中)や風呂で読んでいる小説を普段ビジネス書を読んでいる状況(通勤時、読書タイム、就寝前)に持ちこんで、とにかく読み癖がおちないようにします。
小説でも重いな~と感じるとき、漫画を引っ張り出して目を通します。
それでも字が頭に入らない時は・・・寝ます。
それほど読んでいると、相応に博識になりビジネスも生活も充実しそうなものですが。
どうもそうでもないな~と感じるようになりました。
それを歳のせいだと思っていたのですが、どうも、明らかに、違うぞと解ってきました。
先日、某ビジネス交流会の先輩、Tさんと飲む機会があり、学びについて話し込みました。
彼は年下ですが、会の先輩でプレゼン上手、博識、講師招聘多数。
もちろんビジネスでも八面六臂のご活躍です。
そこでヒントをもらいました。
この人は読んだ本について、必ず他人に説明することを想定しPPT(パワーポイント)でプレゼン用の資料を作っているそうです。
本当に人前で利用することもあれば、お蔵入りになるものや一部流用するものもあります。
しかし、読書というインプットに対して、必ず資料におとすというアウトプットを実施されているそうです。
当然、頭に残る、活きた知識になることは容易に想像できます。
私と比べるべくもありません。
が、今後の人生をよりよいものにするためには。
読書をより価値があり、より楽しいものにするには。
そのヒントを頂いたように感じています。
うずうずしています。